Oursecret
ずっと悩んでた2人は疑問に思って聞いてみた。
「「あのさ…」」
ふたりは顔を見合わせて驚いた顔をした。そして1人が口を開く。
「力ってさ何のこと?」
未玖だった。未玖と密暉は何の力も持っていない普通の人間だ。力のことなど何も知らないのだ。
「密暉くん、未玖、あのね、あたしと海斗くんには力があるの。あたしは予知夢。海斗くんは魔法。それでね、あたしずっと人が死んじゃう夢を見てたんだ。それでね、海斗くんに出会ってから夢のこと相談してみたんだ。それからもいろいろあって、その黒幕っていうのが海斗くんの育ての親だってわかったの。それが隣のクラスに紛れてた。気付かなかったけどある日不思議なオーラが纏ってて声かけたんだ。それから屋上に連れて行かれてそれから…っっ。」
これ以上言葉が出ずに詰まった。それぞれが違う目線にあったが全て私へと集められた。その瞬間みんなの目が見開かれた。私は涙をこぼしていた。
「その人…消えちゃった…うぅん海斗くんが悪を消し去ったって言った方がいいのかな。」
「つーことは…海斗の育ての親って…海斗が消したってことか?」
私は頷いた。それを見て驚きを隠せない密暉は慌てた様子を見せた。
「大丈夫。俺は大丈夫だから気にするこたねぇよ。」
海斗が私の頭をポンポンと叩くとフッと笑って見せた。柔らかい笑顔だった。そこには強い眼差しがあった。
「「あのさ…」」
ふたりは顔を見合わせて驚いた顔をした。そして1人が口を開く。
「力ってさ何のこと?」
未玖だった。未玖と密暉は何の力も持っていない普通の人間だ。力のことなど何も知らないのだ。
「密暉くん、未玖、あのね、あたしと海斗くんには力があるの。あたしは予知夢。海斗くんは魔法。それでね、あたしずっと人が死んじゃう夢を見てたんだ。それでね、海斗くんに出会ってから夢のこと相談してみたんだ。それからもいろいろあって、その黒幕っていうのが海斗くんの育ての親だってわかったの。それが隣のクラスに紛れてた。気付かなかったけどある日不思議なオーラが纏ってて声かけたんだ。それから屋上に連れて行かれてそれから…っっ。」
これ以上言葉が出ずに詰まった。それぞれが違う目線にあったが全て私へと集められた。その瞬間みんなの目が見開かれた。私は涙をこぼしていた。
「その人…消えちゃった…うぅん海斗くんが悪を消し去ったって言った方がいいのかな。」
「つーことは…海斗の育ての親って…海斗が消したってことか?」
私は頷いた。それを見て驚きを隠せない密暉は慌てた様子を見せた。
「大丈夫。俺は大丈夫だから気にするこたねぇよ。」
海斗が私の頭をポンポンと叩くとフッと笑って見せた。柔らかい笑顔だった。そこには強い眼差しがあった。