恋愛(キケン・ダーク)
完

- 作品番号
- 792845
- 最終更新
- 2015/04/05
- 総文字数
- 171,300
- ページ数
- 498ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 311,552
- いいね数
- 8
半年前から行方不明の同居人
「歩太」
不思議な雰囲気を纏って
歩太を訪ねてきた
妹と名乗る
「野中七海」
キャバクラ嬢の尚子と曖昧な関係を保ちながら
野中七海の魅力に惹かれていく
「僕」
………
歩太宛に届いた
一通の手紙
そこから始まる
僕達の歪な多角関係
………
誰もがね
きっと
誰かのために存在しているのだけど
同時にね
誰のためにも存在していないと
わたし
思うのよ
………
大切な人が
居なくなってしまってもなお
ここで生き続けているのは
いったい
何のためなのだろう
2013.2.12 完結
□坂野真夢さま□
□*anjyu*さま□
□シスコさま□
□いいよさま□
□黒原紫音さま□
□蒼山 螢さま□
□Maiさま□
□沖田 円さま□
□永以真子さま□
□長月イチカさま□
□KIMORIさま□
□梅雨之あめさま□
□木村 咲さま□
□坂井 志緒さま□
□かなさま□
□はづきこおりさま□
□叶 遥斗さま□
□さとうさささま□
□にこですさま□
心のこもった素敵なレビュー
ありがとうございました
それから
感想をくださった皆さま
投票コメントをくださった皆さま
皆さまが
この作品に与えてくださった言葉たちは
本当に宝物です
この作品を読んで下さった全ての方に
心から
感謝申し上げます
編集部オススメに選んでいただきました!
ありがとうございます!
この作品のレビュー
読み終えた今、胃に重たい何かがぞわぞわする感じが続いています。登場人物がみな矛盾を抱えているからこそ、優しい。許せる人ってそういう人なんだなって思います。
読み終えた今、胃に重たい何かがぞわぞわする感じが続いています。登場人物がみな矛盾を抱えているからこそ、優しい。許せる人ってそういう人なんだなって思います。
重く深いものがのしかかっている心が向かう先を、違う方向へと導くことは容易くはないです。この作品は静かにそれを教えてくれているように思います。簡単な上っ面な聞こえのいい安心にすがるより、何度も何度も色んなひとが真摯な言葉を重ね、それは落ち葉のように堆積してやがて地盤になるようです。
前半では若干思うところもありましたが、ちょうど半分くらいの辺りからその思いは解消されました。あとになるほど素晴らしい流れになっていると思います。たくさんの人物のたくさんの想いが流れていきますが、作品同様、現実の私たちの日常にもそうしたものが溢れているだろうことをきちんと拾って生きたいです。自分が死ぬことはこわくはない、と私も思います。遺されるものはそれでもそれぞれに死を受け取り、受け取ったなりの「生」を生きてほしいです。
とにもかくにも歩夢くん、お疲れさまです。よく頑張った!
本編には登場しないにもかかわらず全体を通してただよう歩太の存在感。
死に翻弄され歩太の過去をさまよう七海と
生を宿し未来を見て歩太を整理する尚子の対比。
恋に触れ静から動へと移行する歩夢のこころ。
青い鳥を見つけたかった歩太と、魚でいることに捉われた七海。
生のはじまりであり、終わりであり、母なる愛を称える海。
ブルーの手紙。
歩太のコーヒーと歩夢の煙草。
時間が経つにつれ変化していく彼らの感情。
象徴的ないくつもの事象が絡み合って紡がれる生と死と愛の話。
物語に漂う独特の雰囲気にあっというまに呑みこまれました。
明るくはないテーマは正直重く、ずっしりとこころに横たわって簡単には消化できません。
だからこそ書籍でじっくり読みたい。
著者様の気持ちが強く込められた作品だと思いました。
素晴らしい、のひと言です。
この作品の感想ノート
>にこですさま
レビューに気がつくのが大変遅くなってしまって、すみません!(T_T)
こんな、暗い重いお話を、最後まで読んでくださり、ありがとうございますm(__)m
レビューも、嬉しかったです!
読んでくださった方の心に、何かひとつ、細やかでも、置いていけたらいいなあ、と思いながらこのお話を書きました。
最近、私情で、全くお話がかけていないのですが、孤高の魚のようなお話を、もう少し形に残していきたいと思えるようになりました。
この気持ちを、糧に、お言葉を胸に、これから頑張りたいと思います!
ありがとうございますm(__)m
>さとうささ様
こんばんは!
こんなに長く、暗い拙作を、お読みいただいた上に、レビューまで!!!
こんなに、素敵なレビュー!気が付くのが遅くなってしまって、本当に申し訳ないです!!!゜゜(´O`)°゜
ラスト、気に入っていただけて、本当に嬉しいです。
自分の中でも、色々悩みながらたどり着いた結末。。。
暗い暗い海の中で、微かな光を辿ることができる、人間の儚いけれど確かな強さを描いたつもりなんです…(図々しい)
最近は私事で執筆から離れていましたが、また書いてみよう、そう思える、素敵な出会いでした。
ささ様、本当にありがとうございます!
これからも、少しずつですが、精進していきたいと思いますm(__)m
良いお年をお迎えください(^-^)
>叶 遥斗さま
こんばんは!
またお会いできて嬉しいです!(*^^*)
ああ、なるほど!そうでしたか
人物の魅力について、でしたか…!!
わたしはもう勝手にあれこれ考えて、自己解釈しておりました!
やはり、みなさん、そういった作品がおありなのですね。
わたしの場合、「もっとたくさんの人に読んもらえるような作品を作りたい」という欲が出てしまい、そこで思いっきりやりきれてない所もあったりしたのだと思います。
色々やってみた末に、何かにたどり着いたような気もしています。
なんて…ああ…(..)聞かれてもいないことをまあ、べらべらと…すみません…(..)
チャージ!!!
していてただけるような作品がありますでしょうか!(汗)
暇潰しにしかならないようなものばかりだとは思いますが、またこうして来ていただけて、本当に嬉しいです(TT)
これからも、精進させていただきます!
(活躍できるかどうかは、分かりませんが(涙)ベストを尽くした作品作りに取り組みたいと思います!
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