魔王と王女の物語③-Boy meets girl-【完】
話が終わったらすぐラスの元に戻るつもりだったのに、オーディンにあれこれ指摘をされてしまい、結果的にラスの元に戻ったのは夜明けになってしまった。
しかも…
何故かラスはデスと一緒にベッドですやすや。
…デスに関しては寛大な心でもって接してやろうと自分は寛大な男アピールをしていたコハクの堪忍袋の緒はものすごく脆く簡単に切れた。
「こらてめえ!誰がチビの隣に寝ていいっつった!?」
「……痛い…」
ベッドから蹴落とされたデスが腰を擦りながら文句を言い、眠っていたはずのルゥがうにうに動き出してコハクを呼んだ。
「ぱー。ぱー」
「起こししまったか?ったくお前も寝てねえでパパ以外の男とママを一緒に寝させたりするなよなー」
コハクがルゥを抱っこしてあやしてやると、どんどん自分に似てくるルゥの首に下がっている水晶が少し大きくなっている気がして目を留める。
不思議なことだが、この水晶を手に握って産まれてきたルゥにももしかしたら魔法使いの才能があるのかと思うとわくわくして、何度もぷくぷくの頬にキスをした。
「早く大きくなれよー。で、チビみてえな天使ちゃんみたいな女を見つけて勇者になれ。わかったか?」
「あううぅ」
「……魔王……話…」
デスはラスの傍に居たので話に参加していない。
まだ床に座っているデスの隣に腰かけたコハクは、眼鏡を頭の上に押し上げてばきばき肩を鳴らした。
「ああ、後でちゃんと話す。オーディンの奴に色々突っ込み食らって遅くなっちまった。チビー、戻って来たぞー」
ごそごそとベッドに潜り込んでいきなりラスに馬乗りになると、ラスの金色の睫毛が震えて宝石のように美しい緑の瞳が見えた。
マウントポジションでご機嫌の色ぼけ魔王を目を擦りながらじっと見つめた後ようやく頭が冴えてきて、手を伸ばしてコハクの頬を引っ張った。
「コー遅いよ、もう朝になっちゃったよ」
「ごめんごめん、すぐ戻って来るはずだったんだけどさあ、オーディンにいじめられてさあ。チビ、慰めてっ!」
ラスにがばっと抱き着いていちゃいちゃし始めた2人に気を遣って部屋から出て行くかと思ったデスは、のそりと腰を上げてソファに座ると、膝を抱えて2人を観察。
デスは今日も情操教育中。
しかも…
何故かラスはデスと一緒にベッドですやすや。
…デスに関しては寛大な心でもって接してやろうと自分は寛大な男アピールをしていたコハクの堪忍袋の緒はものすごく脆く簡単に切れた。
「こらてめえ!誰がチビの隣に寝ていいっつった!?」
「……痛い…」
ベッドから蹴落とされたデスが腰を擦りながら文句を言い、眠っていたはずのルゥがうにうに動き出してコハクを呼んだ。
「ぱー。ぱー」
「起こししまったか?ったくお前も寝てねえでパパ以外の男とママを一緒に寝させたりするなよなー」
コハクがルゥを抱っこしてあやしてやると、どんどん自分に似てくるルゥの首に下がっている水晶が少し大きくなっている気がして目を留める。
不思議なことだが、この水晶を手に握って産まれてきたルゥにももしかしたら魔法使いの才能があるのかと思うとわくわくして、何度もぷくぷくの頬にキスをした。
「早く大きくなれよー。で、チビみてえな天使ちゃんみたいな女を見つけて勇者になれ。わかったか?」
「あううぅ」
「……魔王……話…」
デスはラスの傍に居たので話に参加していない。
まだ床に座っているデスの隣に腰かけたコハクは、眼鏡を頭の上に押し上げてばきばき肩を鳴らした。
「ああ、後でちゃんと話す。オーディンの奴に色々突っ込み食らって遅くなっちまった。チビー、戻って来たぞー」
ごそごそとベッドに潜り込んでいきなりラスに馬乗りになると、ラスの金色の睫毛が震えて宝石のように美しい緑の瞳が見えた。
マウントポジションでご機嫌の色ぼけ魔王を目を擦りながらじっと見つめた後ようやく頭が冴えてきて、手を伸ばしてコハクの頬を引っ張った。
「コー遅いよ、もう朝になっちゃったよ」
「ごめんごめん、すぐ戻って来るはずだったんだけどさあ、オーディンにいじめられてさあ。チビ、慰めてっ!」
ラスにがばっと抱き着いていちゃいちゃし始めた2人に気を遣って部屋から出て行くかと思ったデスは、のそりと腰を上げてソファに座ると、膝を抱えて2人を観察。
デスは今日も情操教育中。