魔王と王女の物語③-Boy meets girl-【完】
「チビー!ただいまー!」
「あ、コーだ!お帰りなさい!早かったね」
出迎えてくれたラスはバルコニーの傍にロッキンチェアを引き寄せて反動をつけて揺らしながら紅茶を飲んでいた。
そして傍らには…
「…おい小僧。てめえ誰の許可を得てチビの隣に居るんだよ」
「お前の許可が必要だったか?僕はもうゴールドストーン王国の白騎士じゃないけど、ラスを守らなきゃっていう思いはちっとも薄れてないからね」
「けっ。どけどけ!俺もうくたくたー!でもチビにチューしてもらったらすぐ元気になれそうな気がする!」
「うん、わかった。じゃあコー、これに座って」
いつもにこにこして出迎えてくれるラスに、にやにやしながらロッキンチェアに座ってわくわく顔の色ぼけ魔王。
リロイは肩を竦めて窓辺に立っていた愛妻ティアラと一緒に小さなため息をつくと、ラスが膝に上がってきてお望みの唇にキスをしてもらって本気で疲れが吹っ飛んだ。
「元気になった?」
「ん、元気になった。元気になりすぎて俺もうなんだか爆発しそ……」
「はいそこまで。ラス、こっちにおいで。ルゥが抱っこされたがってるよ」
床に座って指をくわえてラスを見上げていたルゥを抱っこしたラスは、すぐ膝から降りてしまっていじけてしまったコハクの膝に再び座ってにっこり。
「ルゥちゃんがね、パパが居ないよーってさっきまで泣いてたんだよ。ね、嬉しい?」
「嬉しい!天使ちゃんの子供はやっぱり天使ちゃんなんだな。ルゥ、帰ってきたぞー」
「あばば」
「お前は相変わらずだけど……まさかグラースが…その…おめでたなんて…正直かなり驚いたよ」
金髪をさらりと揺らして苦笑したリロイは、瞳の色こそ伝説と違えど勇者様然としていていつもラスをうっとりさせる。
なのでコハクとしては、リロイが結婚していようがラスが自分と結婚していようが、当然のようにやきもちを妬くのでルゥを抱っこしているラスごとしっかり抱きしめてリロイに舌を出した。
「羨ましいだろ。お前らも早く子作りしてルゥや来年産まれる2人目の遊び相手を作れよな」
「そんなにうまくいかないのが現状というものだよ。国はまだまだうまく機能してないんだから自分のことは二の次だよ」
「じゃあルゥちゃんたちが遊び相手になってあげる。ね、それでいいでしょ?」
「うん、そうだねありがとう」
ほんわか。
魔王、ぴりり。
「あ、コーだ!お帰りなさい!早かったね」
出迎えてくれたラスはバルコニーの傍にロッキンチェアを引き寄せて反動をつけて揺らしながら紅茶を飲んでいた。
そして傍らには…
「…おい小僧。てめえ誰の許可を得てチビの隣に居るんだよ」
「お前の許可が必要だったか?僕はもうゴールドストーン王国の白騎士じゃないけど、ラスを守らなきゃっていう思いはちっとも薄れてないからね」
「けっ。どけどけ!俺もうくたくたー!でもチビにチューしてもらったらすぐ元気になれそうな気がする!」
「うん、わかった。じゃあコー、これに座って」
いつもにこにこして出迎えてくれるラスに、にやにやしながらロッキンチェアに座ってわくわく顔の色ぼけ魔王。
リロイは肩を竦めて窓辺に立っていた愛妻ティアラと一緒に小さなため息をつくと、ラスが膝に上がってきてお望みの唇にキスをしてもらって本気で疲れが吹っ飛んだ。
「元気になった?」
「ん、元気になった。元気になりすぎて俺もうなんだか爆発しそ……」
「はいそこまで。ラス、こっちにおいで。ルゥが抱っこされたがってるよ」
床に座って指をくわえてラスを見上げていたルゥを抱っこしたラスは、すぐ膝から降りてしまっていじけてしまったコハクの膝に再び座ってにっこり。
「ルゥちゃんがね、パパが居ないよーってさっきまで泣いてたんだよ。ね、嬉しい?」
「嬉しい!天使ちゃんの子供はやっぱり天使ちゃんなんだな。ルゥ、帰ってきたぞー」
「あばば」
「お前は相変わらずだけど……まさかグラースが…その…おめでたなんて…正直かなり驚いたよ」
金髪をさらりと揺らして苦笑したリロイは、瞳の色こそ伝説と違えど勇者様然としていていつもラスをうっとりさせる。
なのでコハクとしては、リロイが結婚していようがラスが自分と結婚していようが、当然のようにやきもちを妬くのでルゥを抱っこしているラスごとしっかり抱きしめてリロイに舌を出した。
「羨ましいだろ。お前らも早く子作りしてルゥや来年産まれる2人目の遊び相手を作れよな」
「そんなにうまくいかないのが現状というものだよ。国はまだまだうまく機能してないんだから自分のことは二の次だよ」
「じゃあルゥちゃんたちが遊び相手になってあげる。ね、それでいいでしょ?」
「うん、そうだねありがとう」
ほんわか。
魔王、ぴりり。