週末シンデレラ
昼休みに入り、事務室にはわたしと監理部の電話当番の人以外、誰もいなくなった。
今日の総務部は、わたしが電話当番だった。
仕事も溜まっているし、ちょうどよかったかも……。
コンビニで買ってきていたサンドウィッチを頬張り、仕事の続きをする。お弁当は、今日も作る気になれなかった。
監理部の人は、早々にご飯を食べ終えると、座った姿勢のまま頭をうなだれた。
電話をかける人も気を遣ってくれているのか、昼休み中は電話がかかってくることが少なく、とても静かなので昼寝には絶好の時間だ。
わたしがうつキーボードの音だけが響いていると、静まり返った事務室にドアの開く音が聞こえた。
「加藤さん」
弾むような声で、ひょっこりと顔を覗かせたのは、上川くんだった。
手にはコンビニの袋を持っていて、こちらに歩いてくるたびに、それがガサリと揺れて音を立てる。