歴史の中に~長州と私~ 凍結中?
タッタッタッ



路地裏に響く足音はひとつだけ。

どうやら晋作は足音も消せるようだ。


私には出来ないけど。


奥まできて、私達は気配をけし、息を潜めた。


総司「夕梨ちゃ~ん?
殺さないからでておいで~?」


いや、殺さなくても捕まえるでしょ(笑)


平助「夕梨~
どこだ~?」


平助君だ。
何だか元気ないな…


総司「君、屯所に戻って土方さん達に伝えて来てくれないかな?」

隊士A「はい!!」


土方さんは来なくても…


夕梨「山崎さん来たら大変なことになるな…」

晋作「あぁ。
行くぞ!!!」

夕梨「うん!」


私は晋作に遅れないようにして全力で走った。


チラッと後ろを見るとどうやら居なさそうだ。


晋作「ちょっとこの辺りに誰か居ないか気配を探してくれないか?」
 
夕梨「あ、うん。」


えっと…


夕梨「いなさそうだよ。
ただ総司…
いや、沖田が向かってきてる。」

晋作「そうか。
とりあえず今夜はここですごそう。」

夕梨「ここって…
なに?」

晋作「島原だが?
知らないのか?」

夕梨「あ、うん」

晋作「入ればわかるさ。」


一歩中に入ると


晋作は美人に囲まれた。


美人A「お久しぶりどす。
最近いらしてくれへんどすなぁ。」 

美人B「うち、きてくれへんくて寂しかったんやで?」

晋作「すまんなぁ…

とりあえず部屋を貸してくれ」

美人C「あたりまえや。
今日はうちを買ってな。」

晋作「いや、今日は妻と一緒だからやめとく。」 

美人A「妻ってこの人?」

美人B「こんなの晋作様に似合わないわ。」

美人C「ほんと…
どうやってとりいったなかしら?」  

と、言われ、するどく睨まれた…


夕梨「っ…」


晋作を見ると楽しげに美人と手を組ながら歩いていた。


夕梨「晋作…」


言葉に表せれないムヤムヤした感じが胸にいつまでもしていた。
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