―――“地上最後の秘境”―――


人々が、この宮殿と首都を、そう呼ぶようになって久しい。





初恋を失い、
自我を失い、
父を失い、
姉を失った。

私、千砂(ちさ)の元には、なぜかこの国だけが残された。



土の国の女王としての自覚だとか、展望だとか、采配だとか、そんなものは、私の中には一切ないのに。



懸案事項だらけのこの国とともに沈むのか、その前に私ひとりが倒れるのか、それとも―――。




2014.8.3~

あらすじ

土の国の第二皇女だった千砂。

国王だった父が亡くなり、姉や弟を擁立しようとする動きに翻弄されながらも、結局は千砂が即位した。

しかし、土の国には問題が山積み。

訳あって、千砂は極度の男性不信。
だから、配偶者探しも、後継者選びも大問題。

この作品のキーワード
ファンタジー  女王  政略結婚