眠り姫ならぬ
“居眠り王子”と呼ばれる廿樂くん
「わあっ!?だ、誰…?!」
「…それはこっちのセリフ。
寝てる人の邪魔した罪は重いよ?」
「へ…つ、つみ…?」
「きみ、膝枕の刑ね」
どうやら、屋上が彼の寝床でした
音海 心優 -Otomi Miyu-
×
廿樂 茉尋 -Tuzura Mahiro-
思ってるよりもわがままで
「ねぇ、よく眠れるよーに子守唄うたってよ」
「こ、子守唄…??」
結構酷いこと言う
「…心優の膝って、柔らかいよね」
「それは太ってるってことでしょうか?」
…なのに、どうしてかな
秘密主義で、
自分の境界線に入るのを許してくれない
「廿樂くんて、
どうしていつも寝てばっかりいるの?」
「…さぁね。眠たいから寝てるだけ」
それが、どんどん深みにハマって…
「みーゆ。ねぇ…なんでそんなに顔、
真っ赤にしてるの?」
「っ……」
気づいた時には、
その甘さから抜け出せない
※もしかしたらタイトルや表紙が変わることがあるかもしれません。
その際はご了承ください。