溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
このまま時が止まればいいのにと願うこともない。
この先、京介さんと過ごす時間のことを思うと、楽しみで仕方がないから。
どうか時間を止めないで。
彼と私の愛しい時間を、ずっと現在進行形で……。
京介さんの手が私の顎を持ち上げる。
穏やかで優しくて、それでいて熱っぽさを含ませた眼差しに目を閉じた。
その瞬間、部屋のドアが開けられる気配が私たちを現実へと戻す。
「失礼いたします」
仲居さんだった。
私たちが抱き合っているのを見て、その目が点になる。
「あらま、お邪魔だったでしょうか」
夕食の準備に来たようだ。
両手を大きく広げて持ったトレーをテーブルの脇へと置く。
私たちはそそくさと離れ、揃って正座をしてその場で項垂れるしかなかった。
-番外編②END-


