私、平凡なんで国外逃亡しようと思います!
「えっ?」
ここ何処?確か、車に跳ねられた筈じゃ・・・
「はぁはぁはぁ」
車に跳ねられたことを思い出して、体が震える・・・
「大丈夫、大丈夫、私は大丈夫。」
私は胸に手を当てて何度も大丈夫と繰り返し、自分を落ち着かせた。
自分の心臓が動いていないことを気づいてない振りをして・・・
私は、辺りをゆっくり見渡すと自分が白一色の壁すらないおかしな空間にいることを理解した。
「あっ、やっと目覚めてくれましたか。」
目の前から知らない男性が急に現れた。
「あ、貴方、誰?!」
「こんにちは、私はキリシナと申します。貴方方の世界では、神様や死神と呼ばれる存在です。」
「ハァァァ?!」
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