恋愛(その他)
完
真白燈/著

- 作品番号
- 1707572
- 最終更新
- 2023/09/24
- 総文字数
- 12,704
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 9,137
- いいね数
- 56
愛してあげないとね。
- あらすじ
- 婚約者に捨てられた。他に好きな女性ができたから、その人と結婚したいと言われて。――数年後、そんな最低な男が怪我をしたと聞いて、私は彼に会いに行った。
この作品のレビュー
2023/10/07 13:44
投稿者:
ちゃう
さん
愛憎の渦に飲み込まれました!!
全て彼女の独白による手記のような形で綴られた彼女と彼と男爵令嬢の一幕。
もう、お見事としか言えないほど、数ページの劇的な起承転結を詰め込まれた短編小説でした!!
真白様の作品だからこそ、彼女も彼も、奪い捨てた男爵令嬢でさえも、悪人には思えない。
だってどの視点から見ても、生きるために必要な事を追い縋っただけにも見えるし、
深淵を覗くような憎しみと執着に思えるのに、究極の純愛にも見えてしまう儚さが素晴らしいです。
真白様の作品はまず、間違いなく読み応えと読了感が素晴らしく秀逸です!!
短編も長編も、真白様の作品なら隅から隅まで拝読しちゃいます〜今作もありがとうございました✨✨
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この作品の感想ノート
真白様こんにちは、ちゃうです(*´˘`)♡
またまたコチラに新作が投稿されておりましたのでやって来ました!!
時間が取れなくて感想遅くなりましたが、短編の愛憎劇が何故か最初から最後まで彼女の純愛に見えました。
きっと本来なら彼女は優しい現実的で実直な女性で、彼を奪われ失ったことで歪んだのだろうなと悲しくなりました。
彼が一番悪いと思いもしたけれど、彼女の彼は本当は誰かに縋り付きたいのに虚勢を張り強がる弱い人だという分析を読み、
確かに強制的な重圧に耐えて今まで生きてきたからこそ、男爵令嬢にフラついて現実逃避したり、最終的に甘えさせて許してくれる彼女に依存し始めたりしたのかなと感じました。
彼女の愛は彼女がどんなに自分を蔑んでも綺麗な純愛のままで、彼は彼女のその裏切らない愛に救われ愛せるようになったんだろうな。
短編小説とは思えない、素晴らしい読了感でした!!真白様、今作も素敵なお話をありがとうございました✨✨✨
ちゃうさん
2023/10/07 13:55
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