ヤンデレ彼氏に監禁されて
私の真意でも察したのか、彼はそんなことを言ってくれたけど


恐怖は変わらない


普通も、異常の中にあれば狂っている


見てしまった悪夢は拭えず、その悪夢さえも離してはくれなかった


『ねえ、彩芭。俺のこと、嫌い?』


そう、問われた


嫌いではなく、怖い


どちらにしても同じような感情だが、この状態で頷けばどうなるか


自殺でもするようなものだ


誰だって、こんな時に答えるのは相手の機嫌を損なわないこと


だから、身を守るために好きだと何度も言ったのに


『ああ、やっぱりそうだよね。あのゴミにそそのかされたんだろう』


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