この国では一つだけ問題があった。
それはこの国の者の結婚率が低下している、ということ。
結婚率の低下、それはすなわち出生率の低下にもつながる。
優秀な魔導士や騎士の遺伝子を受け継ぐ子が途絶えてしまうのだ。
それを問題視した国王が、相性のいい男女のカップルを作り出す
という政策を掲げた。
その政策によって、相性率95パーセントという高い数値をはじき出した護衛騎士であるフローラと魔導士団副団長のクリスのカップル。
二人は、なんとなくお付き合いを始めるのだが、相性率95パーセントという数値は伊達ではなかった。
それは、もういろいろと。
クリスによってその身体の内を暴かれたフローラは、封じられていた魔力も解放されていく――。
※R15程度の性描写があります。苦手な方はお気をつけください
※表紙は装丁カフェさんで作成しました。こんなお話です。
※せっかくなので「いいね」祭に参加します!!よろしくお願いします。
※本編完結しました。後日談は気ままに追加します。
- あらすじ
22.11.21:連載開始
22.12.11:ファンタジー部門ランクイン、ありがとうございます!
22.12.24:本編完結しました
目次
- 1.95パーセントの相性率
- 2.第一号のカップル
- 3.二人の休日
- 4.初めてのデート
- 5.彼女の魅力
- 6.二人の団長
- 7.魔法の教育
- 8.彼女の秘密
- 9.彼の嫉妬
- 10.二人の時間
- 11.私の愛おしい人
- 12.二人の秘密
- 13.彼女の師
- 14.王女と騎士
- 15.黒い思惑
- 16.彼女の真実
- 17.魔力の解放
- 18.解放の儀式
- 19.護るべき人
- 20.彼女の帰還
- 21.昔の男
- 22.心の闇
- 23.彼の宣言
- 24.人の子
- 25.忍び寄る闇の手
- 26.冷たい部屋
- 27.彼の力
- 28.闇の力
- 29.聖人の力
- 30.王女の決心
- 31.団長からの命令
- 32.未来のために
- 後日談①:二人の子
- 後日談②:その後の二人