この空のした。〜君たちは確かに生きていた〜
つらそうなお顔をなさるから、そんなお顔をしてほしくなくて、私はことさら笑顔を見せて明るく言った。
「そんなお顔は、利勝さまには似合いません!
今度は利勝さまの願いが叶う番なのですよ?
私、信じてます。利勝さまは、きっと願いを果たすと」
「……俺の、願い……」
そうつぶやいてまぶたを固く閉じると、利勝さまは再び開けた瞳の奥に、強い決意を滲ませて私を見つめた。
「お前に、頼みがある」
「頼み……ですか?」
利勝さまは強く頷く。
利勝さまから頼みごとをされるなど、初めてだった私は、うれしくて胸が高鳴った。
「どんなことでしょう!? 私に出来ることでしたら、何だってしてみせます!」
はりきって答えると、利勝さまは柔らかく目を細めた。
そしてひと呼吸すると、ゆっくりとその口を開く。
「―――俺を。俺を 探してくれ」
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