・相沢澪
・桐島佑太


兄を訪ねて部屋のインターホンを押したのは、社内で圧倒的な人気がある桐島さんだった。

兄の友人として、そして友人の妹として始まった関係だったけれど、次第に桐島さんの意味深な言動が気になるようになり――。


「ゆっくり俺に慣れていってくれたらいいなと思って」

「俺がこんなにあからさまに気にかけてるってわかりながら、他の子を紹介しても怒らないと思ってた?」

まるで私に気があるような態度は、私の気のせい?
でも……だって、桐島さんは核心的なことは言わないから、その本心がわからない。


「俺といるよりも、酒井部長といた方が楽しい?」
「俺のこと、どう思ってる?」


それなのに、私ばかりが暴かれる。


「もしかしたら嫌われちゃったかな」
「……やめてください。そういう演技はずるいです」


桐島さんは、ずるいです。





あらすじ

銀行で事務として働く澪は、兄の陸とルームシェア中。そんな部屋に陸を訪ねてきたのは、社内で人気の高い桐島佑太だった。そこから社内でもやたらと構ってくる桐島に困っていた澪だったが、次第に自分だけに向けられる甘さを含んだ態度を流すことができなくなっていき……。ライバルや過去が絡みながらのラブストーリー。

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恋に憶病なOLの澪は、密かにクールな上司の桐島に憧れていた。そんなある日、元許嫁から迫られて困っていた桐島から、かりそめ恋人のフリをするように頼まれる。戸惑う澪だったが、渋々承諾。偽りの関係だと割りきって素っ気ない態度を装うも、「俺しか見えないようにしてやる」――と甘い言葉を囁かれ、心を乱されていき…!?「本気じゃなかったらこんなに欲しがらない」――かりそめの関係だったのに、熱を孕んだ瞳で迫られ、澪は抗うことができなくなって…
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