とある地方都市の企業に勤める
吉倉灯里(25)。
彼女には悪魔な同僚とオトナな幼馴染がいた。
*** 悪魔な同僚・水澤玲士 ***
超絶美形の同僚。
頭脳明晰で仕事も完璧、しかし性格はサイアク。
「これ、今日中にやっといて。
サル並みのお前の頭でもそのくらいできるでしょ?」
*** オトナな幼馴染・神園晃人 ***
幼馴染にして会社の取締役。10年ぶりに再会。
オトナで良識派、ただし……?
「お前を傷つける者は許さない。
……例え誰が相手であってもな」
二人の間に挟まれ、灯里の運命は
予想だにしない方向へと動き始める。
果たして『彼』は悪魔なのか?
それとも……?
※登場人物※
[吉倉 灯里](25)
営業事務をしている入社3年目の若手社員。
新しいものが好きな今どきの女子。
女子高育ちのため恋愛経験皆無。
電機設備課所属。
[水澤 玲士](25)
灯里の同僚。透明感のある美貌を持つ。
自他と共に認める秀才。
性格は怜悧・冷静・冷徹、そして冷酷。
悪魔とも魔王とも呼ばれる。
経営企画室所属。
[神園 晃人](32)
灯里の幼馴染。男らしい精悍な容貌。
税理士資格を持つ。親会社の会長の甥。
性格は穏やかで爽やか。
外見も中身も、いわゆる『大人の男性』。
灯里の会社の取締役。
目次
- 一章
- 1.氷の悪魔
- 2.悪魔とランチ
- 3.幼馴染
- 4.再会
- 二章
- 1.大人になった幼馴染
- 2.取締役とヒラ
- 3.新しい挑戦
- 4.悪魔と幼馴染
- 三章
- 1.悪魔の特訓
- 2.灯里の涙
- 3.懐かしい幼馴染
- 4.悪魔の急接近
- 四章
- 1.悪魔の再特訓
- 2.大人のお酒
- 3.まさかの試練
- 4.本気になった悪魔
- 五章
- 1.悪魔とメール
- 2.展示会
- 3.悪意
- 4.本物の悪魔
- 六章
- 1.社員旅行
- 2.夏の思い出
- 3.夏の夜の夢
- 4.策略
- 5.桃争奪戦
- 6.超過保護?
- 7.悪魔と蕎麦打ち
- 七章
- 1.雲の上の人々
- 2.自分にないもの
- 3.決別
- 4.海辺の告白
- 八章
- 1.わからないとは言わせない
- 2.事件
- 3.灯里の勘
- 4.悪魔の鉄槌
- 5.男としての深み
- 九章
- 1.闇に葬った過去
- 2.レセプション
- 3.大人のデート
- 4.遠慮はしない
- 5.悪魔の企み
- 6.未来への布石
- 7.運命の分かれ道