どういうふうに生きるとかはあまり考えていなかったよ。
自分が楽しいこと、好きなことだけやってきたね。
この物語は自分の体験をもとに綴ったフィクションです。
目次
- はじめに
- 第1章 伝説のゴールデン・カップス―その輝ける時代
- 高校時代が一番羽振りがよかったよ
- 就職決まりましたって学校に電話をかけました
- 怖い人もいたけど、まじめにお仕事してました
- メジャーデビューする気持ちはなかったよ…カップス、メジャーデビューの頃
- いつの間にか全員ハーフのバンドになっていた
- 歌謡曲っぽくてイラついたからガシャーンって弾いちゃった
- アルバム1枚なんてパッとつくっちゃった
- プロになってからお金出して楽器を買ったことないよ…その頃に使っていた楽器
- デートする時間もないからサボっちゃった…人気アイドルの頃
- ギャラはずいぶんと長い間もらえなかったよ
- オリジナル曲はギターを適当に弾いるうちにできた
- 地方ツアーで泊まるところは校長先生の家?
- 休みがあったことは覚えていない
- 俺は女の子には奥手だった
- もう二度とやりません、僕を許してください
- 自分たちの好きな曲じゃないとやらない
- 襖に書いた絵がレコード・ジャケットに使われたよ
- まあいいや、ギターならちょっとやってもいいかな
- 脱退するって言ったら30万払えって
- カップスがすごいバンドだなと思ったのは最近になってから
- 第2章 自由を求めて~音楽とドラッグ、夢のはざ間で
- 現実逃避をしていたよ…ルームの頃
- やりだすといつ終わるかわからない…フード・ブレインの音楽
- 京大西部講堂での初ライブはお客さんがビックリしていたな…スピード・グルー&シンキ
- 2枚組のアルバムで2曲くらいはレコーディングしたかな
- 人生で一番鬱になった時期だったよ
- リヴァプールのパブにいた水兵さんは、みんなおっかなかった
- チューニングが合ってないから帰ってきちゃった
- リゾートのライブを池袋でやった時は3~4曲くらいしか演奏しないでやめちゃった
- クィーンってギターの音を鳴らしたら、そういう音が欲しかったんだって言われたな
- バークリーじゃなくて、バークレーに留学した
- 自分が好きでやりたいことをやっているのが素晴らしい
- 第3章 復活~Char、Johnnyとの出会い
- そろそろちゃんと就職しようかな
- ジョニー、ルイス&チャーの初ライブはいい演奏だったんだ
- FREE SPIRITでは、演奏する曲の名前も覚えていなかった
- JLC初の武道館ライブは前座にRCサクセションが出たよ
- 「tricycle」は3人がまとまっていて、すごくいいアルバム
- LAでのライブはちょっとした騒ぎになった
- 個性っていうのは、音楽にはとても大切なものだと思う
- 新バンド名は「鷹」! …だったかも
- 忘れよう忘れよう、人に言うのはやめよう
- 産まれてきた娘に「いらっしゃい」って声をかけたよ
- アン・ルイスのレコーディングで1音間違えたけど、そのままレコードになった
- 始まれば終わると思っていたよ…初ソロアルバム
- コートの下はレオタードだった…鈴木いづみさんのこと
- 曲は長ければいいってもんじゃないんだ
- これで最後だと思ったけど“ONE MORE TIME”
- 一緒にできたことがとても思い出深い人だった、会えてよかったよ…清志郎くんのこと
- 俺とザルスキーの化合物によるケミカル・リアクション…2枚目のソロ・アルバム
- 今思えば奇々怪々だね
- 制約がなく、自由にできるっていうことが基本じゃないのかな
- BRUTUSの表紙に出ることになった
- 魂の尾…3枚目のソロアルバム
- ピリオドは“三度目の正直”
- 俺たち3人の音は、その時の感情を音で出しているだけだよ
- ふたりに会えたことは、自分の人生にとっていい出会いだった
- 第4章 新しい散歩道への出だし
- 俺は形にとらわれず自由にやってきた
- ひまつぶしのセッションだけど刺激的でおもしろかった
- “<動く応接間>キャサリン”に乗って、いろんなところに行くことができたよ
- Excellent! Gold Blend!…ウォッカ・コリンズへの参加
- その時の雰囲気と気分でできるんだ
- 俺たちは“Adult Children”
- ブッチーは俺にとっては重要な人
- みんなで良くしていこうって気持ちが大切だよね
- 尊敬しているがんこジジイ、石間さん
- 今は生活ということがかなり重要だったんだと思う
- 第5章 気がついたら64歳~気ままに生きる
- 50年もずっと過ごした土地から離れるのはつらいよ
- らもさん、もうちょっと一緒に話したりしたかったな
- ゴールデン・カップスの映画を撮るので再結成することになった
- カップスのリーダーはトキさんしか務まらないね
- レコーディングの時は夢うつつだった
- それがどうしたの? って思ったよ
- 俺はその中で楽しく遊べたよ
- このバンドは俺にとっては新しい“ロール・プレイング・ゲーム”
- あの世があれば、また逢えればいいね
- MASAYOSHI KABE VS. LOUISE LOUIS KABE
- ドキドキ・ハラハラ楽しんだとさ
- 歌が入るといいものだな
- Tボーンステーキとピザを食べられなかったのが、悔いに残る
- 入口から出口までを3人が俺を導いてくれた
- 俺はなんとかできたと思う、ちょっと疲れたけど
- おわりに…俺が出す答えはバンドマンでよかったということ
- おまけ…ディスコグラフィー