「第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞」エントリー作品一覧・人気順

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「第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞」

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花乙女は愛に咲く

総文字数/1,917

ファンタジー3ページ

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花なしの花乙女リンファスだが、花乙女の血筋の為王都に召集され、寄宿舎生活を始める。 花なしなので寄宿舎で雑用係と世界樹の世話をして暮らす。 奨学金を実家に送って自分は残飯を食べているが、栄養失調になり、寄宿舎の医務室で花から点滴を受けているところを、花騎士の寄宿舎からロレシオに見られる。 ロレシオは点滴を受けなければいけない程具合が悪い花乙女は初めてだったので、興味がわく。 寄宿舎の花乙女たちは舞踏会に出かけるが、リンファスは花なしなので留守番。 その後、舞踏会帰りの花乙女から、医務室で点滴を受けていた花乙女を探している人が居たと聞く。 そして、リンファスにも初めて花が咲くが、それは寄宿舎の花乙女も見たことがないような、澄んだ蒼の花びらに銀の花芯の花だった。 ところが、お腹が空いていたリンファスは自分に咲いた花をむしって食べる。食べた花の甘い蜜の味に病みつきなる。 誰が花を贈ってくれたのだろうと、花騎士を探すべく舞踏会に参加したいが、寄宿舎の雑用の仕事が多くてお腹が空き、花を食べてしまうので舞踏会に行けない。 咲くと食べるを繰り返すが、このままではいつまで経っても舞踏会に行けず、花を贈ってくれた人に会えないと思い、空腹を我慢して今度の花は咲かせようと努力し、今度は舞踏会に初参加し、夜の庭で休憩しているときにロレシオと会う。 気さくに話し掛けてくれるロレシオに気持ちが解れ、謝意を伝えると、また会おうと言われる。その瞬間あの花が咲き、花を食べてしまったことをロレシオに懺悔するが、栄養になってよかったとロレシオが言う。 本来なら、世界樹の栄養にしなければならないのに、自分のことを責めなかったロレシオに心を許し、また会う約束をする。 だが、リンファスに花が咲いたことを知った父親が遊ぶ金欲しさにリンファスを競売にかけると、珍しい色の花に高値が付く。 おびえたリンファスの前にロレシオが来る。 「花乙女を売ることは法律違反だ」と言われ、父親はリンファスを諦める。 助けた貰った礼を言うと、寄宿舎で懸命に働き、点滴を受けるまでにやせ細ったリンファスを助けたかった、僕で良ければ力になりたいと告白される。 途端にリンファスに咲く蒼くて銀に光る花。 陽の光の下でよく見ると、ロレシオの目は蒼くて銀の光彩を持っていた。 銀の光彩はロレシオしか持たない色で、リンファスは王城に嫁ぐことになる。
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お話は完結済いたしました。 たくさんの方に読んでいただいているようで、感謝感謝でございます。 本当にありがとうございます。 全40話、21万文字程度。(番外編含む) *なろうさんより転載* 加筆・修正しつつお出ししました。 *サブタイトルの後ろに☆が付いている回は、写真、イラスト、おまけマンガのいずれかがございます。苦手な方は薄目で全力スクロールを推奨いたします*
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【英語版電子先行発売中!】 アニエス・ルフォール伯爵令嬢は、珍しい桃花色の髪と精霊の加護の持ち主。 ある日、竜の血を引くという王族の婚約者から、魂の伴侶である『番』を見つけたと婚約破棄された。 元々平民育ちのアニエスは平民に戻ろうと準備を始めるが、何故か婚約者の従兄の王子から舞踏会に招待される。 精霊の加護により感情が高ぶると相手にキノコを生やすという困った性質を持つアニエスだが、キノコが生えた王子は怯えるどころか、歓喜した。 「これも運命の赤い菌糸が繋ぐ縁だ。――俺と婚約してくれないか」 色々訳ありの伯爵令嬢がキノコの変態王子と出会い、キノコを生やしたりもぎ取ったりしながら、自分と向き合うお話です。 ※お話に出て来たキノコのモデルを紹介する「今日のキノコ」がついています ※「小説家になろう」にも掲載しています。
空なる人を恋うとて

総文字数/1,459

ファンタジー7ページ

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貧しい家に生まれたはるは、母親と一緒に、庭で育てた野菜を売って暮らしていた。 だが母が亡くなり、無気力になるはるは、骨と皮ばかりになる。 そんな時、帝の御幸があり、帝はそんなはるを見て、お菓子をあげる。 それを見た貴族、藤原秀行は、はるを家に迎える。 ある日、名門橘家の姫君・結子が、入内するにあたって雑士女を募集する事になった。 雑士女なら賢いはるにできると思った秀行は、綺麗な着物をはるに着せ、橘家を訪れる。 見事、はるは雑士女に選ばれ、結子に付いて、宮中に入る事になる。 大きな目を持つはるの事を、帝は覚えていて、はるに話しかける。 だが、主人である結子は、そんなはるに嫉妬し、はりつけの罰を与える。 そんなはるを見た帝は、罰をとく。 はると話をする帝は、その会話の楽しさに、増々はるを気に入る。 宮中で、結子のいじめにあい、悩むはるに、義父である秀行は、屋敷に帰ってくるように言う。 はるは、一旦秀幸の屋敷に帰る。 はるが戻って寂しく思った帝は、大臣でもない秀行の屋敷に行き、はるに会う。 それを知った秀幸の兄で、左大臣・藤原秀裕は、はるを養女にしたいと願う。 一旦は断るはるだが、帝との恋を信じ、藤原秀裕の養女になった。 教育を受け、帝の典侍になったはるは、晴子と名を変え、帝に仕えるようになる。 そんなある日、帝が熱を出した。 女御である結子の看病を断り、帝が側に置いたのは、はるだった。 周りもはるの献身な看病に心を打たれる。 そしてはるは、見事帝の元へ入内する。 貧しい家の娘のはるが、帝の女御になった瞬間だった。
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ヴェロニカ=スーフェン(24歳)愛称ニカ 最近婚約破棄されたばかりの生き遅れ令嬢。 「これも国のためならば……誰とだって結婚してみせるわ」 ✕ アトクルィタイ(18歳)愛称アトル オネエ従者を引き連れた生真面目人魚。美少年。特技はヲタ芸。 「こんなSSR級美女と結婚できるなんてリセマラ勝利……え、この話し方おかしいのかな?」 愛は海と陸の垣根を超える。 悲劇のヒロインが悪役令嬢になるだけの異種族純愛ストーリー。 オネエ好き読者さんにもぜひおすすめです。 いっぱい出しゃばります。 表紙画像は美風慶伍さま作
囚われのおやゆび姫は異世界王子と婚約をしました。

総文字数/134,245

恋愛(その他)181ページ

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バイリンガル秘書として、仕事に夢中になっていた久我朱栞(くが しゅり)は、ある日突然異世界である「シャレブレ」に転移してしまった。 しかも、姿はおやゆび姫ほどの小さな妖精だった。けれど、夜には体は人と同じように大きくなるというハーフフェアリになっていた。 それを助けたのは、シャレブレ国のシエレア地方領主のラファエルだった。 慣れない異世界にも必死に生きていこうとする朱栞をラファエルは優しく助けてくれ、少しずつシャレブレでの生き方を見つけていこうとする。 そして、妖精としてラファエルと契約し、ある願いを叶えるために婚約を結ぶことになった。 それでも、ハールフェアリが王子であるラファエルと契約する事を反発する人も多かった。 そんな時に、元の世界で長年片思いをしつづけていた穂純(ほじゅん)が見つかり... 異世界でも夢を追いかけ、新しい恋を知ろうとする小さな妖精と王子様の物語。 久我 朱栞(くが しゅり) バイリンガル秘書として英語、スペイン語、日本語などがしゃべれるバリバリのキャリアウーマン。趣味は全世界の絵本や物語を読むこと。そのために語学勉強は惜しまない。 ラファエル・セリベーノ シャレブレ国第6王子。シャレブレ家とは親戚。頭脳明晰で身体能力も高い。王子とは別の仕事もしており、謎も多い。 榊 穂純(さかき ほじゅん) 朱栞の先輩であり片想いの相手。会社を立ち上げ社長として働いていた。朱栞にも仕事を頼んでいた。穏やかで、人望が厚い。
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前世でとある乙女ゲームが大好きで、その中で推しであったレイガーダ・ディロスが心の底から大好きだった私は、ファンタジー世界に転生した。 もしかしたらよくある乙女ゲーム世界転生では? と期待する中で 「なんですってえええええええええ!!」 私は驚愕の事実を知った。 ――それでも私は愛しいレイきゅんに会い、そしてレイきゅんを幸せにすることを誓った。 大好きな推しを幸せにするというそれだけを目標に暴走気味な転生少女の物語です。
アリスゲーム

総文字数/195,672

ファンタジー66ページ

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「みんな、みんな。アリスのせいで、しんじゃうの。ごめんなさい」
【プロット】竜水晶の祠~人は神を救えるか~

総文字数/3,504

ファンタジー5ページ

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神々の時代より少し後の世のこと。 巫女のリィは、大陸の西の果てにある「竜神様の祠」に参拝していた。しかし、賊に襲われ、竜神が封じられているという水晶玉を奪われてしまう。 焦るリィの前に、祭壇の奥から不思議な男性が現れた。実はその男性こそが竜神。水晶玉は封印のための神器に過ぎなかったのだ。 竜神は、リィに頼みごとをする。 「あの水晶玉には、かつて僕を封印してくれた神官が宿っているんだ。どうか彼を助け出すのを手伝ってほしい」 遥か昔、竜神は、 この世の創造主であり、全ての母にあたる原初の神、天神に狙われていた。 天神から身を隠すため、竜神は神官に頼んで自分自身を封印させたのだった。 「彼は恩人なんだ」 そう話す竜神に、リィはうなずく。 「一緒に行きましょう」 しかしリィは複雑だった。「竜神が暴走した時には神殺しをする」という重い使命を先祖代々受け継いでいたのだ。 竜神には使命を秘密にしたまま、竜神や仲間達と共に封印の水晶玉を探す旅に出る。 一方、天神もまた同時期に封印を破っており、竜神を狙い始める。 水晶玉を探す旅を続けながら竜神を守っている内に、リィと竜神はお互い惹かれあっていった。 しかし、時間が経つにつれ、竜神の力は不安定になっていく。 竜神はリィをすっかり信頼しており、 「リィがいるから大丈夫」 と微笑むが、リィは気が気ではない。 やがて、恐れていた事態が起きる。 竜神の力が暴走を始め、リィはそれを阻止すべく、父から受け継いだ神殺しの武器を発動させた。 動揺する竜神。そこへ天神が現れ、邪魔物のリィを吸収し、リィを失った竜神は悲嘆のあまり、水害の禍神となってしまった。 吸収されたリィは、 天神の内部で、神殺しの武器と化していた父や、天神に吸収されていた水晶玉に宿る、先祖の神官の魂と邂逅する。 リィは「竜神を裏切った。全てを壊してしまった」と絶望していたが、父達はリィを励まし、リィを天神から分離させる。 復活したリィは竜神を鎮め、天神と対決。 天神が竜神を求めた理由は、「自分は誰にも愛されていない」という恐怖と絶望ゆえだった。 「あなたの苦しみを分かち合いたい」 リィが差しのべた手を、天神は取り、天神は人間へと生まれ変わった。 そして竜神もまた、人間になることを望む。 後にリィとかつての竜神は結ばれ、人助けを惜しまない、愛情深い人生を歩んだという。
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読んでくださった全ての方に感謝しております! ありがとうございます✨ ◎◎SpecialThanks!!◎◎ 髙田Y広 様 とっても素敵なレビューありがとうございます!!感謝感激です(✳︎´∨︎`✳︎).°。 ***************** ───古代、リノ族たちが使う不思議な力は人間たちの間では〝魔の力〟と恐れられていた ─リノ・フェンティスタ─ リノ族の末裔たちが住む理想の世界 この平和な世界に潜む〝闇〟が人間たちの住む〝現世〟までも巻き込み世界中を混乱の色に染めようとしていた ラインアーサ・S・ローゼン リノ・フェンティスタで一番の平和を誇る風の国 シュサイラスア大国の王子 人を惹きつける容姿、誰にでも明るく優しい性格だが…… スズラン 身元のわからない謎の美少女 都で賑わいを見せる人気の酒場 BAR Fruto del amor の看板娘 「お前……なんで俺にだけそんな冷たいの? 俺、何かした?」 「あなたに出すお酒は一滴もないの! もう、店に来ないでください」 偶然出逢った── 何も知らない二人は運命の大きな力に引き寄せられてゆく START 2013/11/11 〜 2017/06/21...END ***************** 長編ラブファンタジー(?) に挑戦してみました 読みづらい部分もあるかと思いますが 気軽に感想など頂けると嬉しいです(*^^*) *軽めの性描写(ハグやキス等)がございますので、苦手な方はご注意ください。 *気づいた時に誤字脱字チェックを行っております。
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転生したら勝ち組だと思ったのに……婚約者は白豚もびっくりの醜男でした。 だけど性格がいいなら話は別だ! 気に食わない点は私が変える! 目指せ、私プロデュースの私だけのイケメン王子様!!!! リイナ=キャンベル(15歳) 前世は病弱だった転生少女。第一王子を婚約者に持つ超絶美少女。 前世の魂が入ってくる前は病弱だったが、その人望から『聖女』と謳われていた。 ✕ エドワード=ランデール(18歳) デブ。臭い。ニキビ。グフフ。見た目最悪の第一王子。 だけどリイナが誘拐されると真っ先に助けにきてくれる勇敢さを持つ。 リイナにベタぼれ。なんでも言うことを聞いてくれるけど、たまに強引な所もあって――? 運動。食事改善。入浴。発声練習などなど…… たまに前世の食べ物に誘惑されながら、とにかく婚約者をイケメンにすべく大奮闘するラブコメファンタジー。
壬生狼の恋ー時を超えたふたりー

総文字数/132,017

ファンタジー271ページ

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幕末へタイムトリップしてしまった主人公 杉崎愛望   × 新選組最強と言われた剣士 斎藤一 「新選組に弱い奴はいらねぇ。 心を鬼にして刀を振るえ。」 「忘れる必要なんてないと思います。 本当に大切な人ならどんなに離れていても、二度と会えないとしても心と心でつながっていると俺は思っています。 甘い考えだって言われるかもしれませんが、俺はこの信念を貫き通します。」 相反すると思われる考えを持つ二人の行く末は一体… 1月31日完結、公開しました ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※この作品は史実をもとにしたフィクションです。実際の出来事と起きた出来事が前後しているなどがあります。 ※作中に戦いのシーン、流血シーンなどがたびたび登場します。 苦手な方はこの場でお引き返しください。
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 * 井上愛来(いのうえあいら)二十三歳 お祖父ちゃんの残してくれた鍼灸院で働いているストレートの黒髪に大きな瞳の女の子。 愛来は朝の散歩でたち寄る神社で茅の輪くぐりをしていると……。 え? 落ちる!! 愛来は異世界トリップしていた。  * アルステッド王国、王太子ウィル・ラ・ロイデン サラサラの金の髪に、翡翠色の瞳の王子様。異世界の少女に恋い焦がれている。 「愛来……。やっと、やっと会えた。俺は君を離さない」 私が有名人てどういうこと? 「ひぇ~どうしてみんな私のこと知ってるの?」 訳がわからないけど、根性で乗り切ってみせる。 お母さんお祖父ちゃん見ていて、この異世界で私は幸せになってみせるから!! 幸せな二人に……最後の試練 「すまない……愛来。……俺は君を守れない」 「ウィルは幸せになってね」 あなたと幸せになりたかった。
男嫌いな侍女は女装獣人に溺愛されている

総文字数/122,530

ファンタジー264ページ

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なりふりなんて、構っていられるか! 人に恋した魔獣は、その恋を成就させるために半獣の獣人に変化する。 恋が成就すれば人となり、成就しなければ消滅する運命。 男嫌いの少女ピケに恋した猫魔獣ノージーは、女装して見た目を誤魔化し、彼女をデロデロに甘やかして幸せにしようと奮闘する。 そんなノージーのけなげな姿に、ピケの気持ちは少しずつ傾いていって……。 これは、美形獣人と男嫌い侍女の初恋物語である。 *** ランキングに載りました。 読んでくださった皆様、ありがとうございます! ベリーズカフェさんは今まで読み専だったのですが、勇気を出してよかった……! あたたかく迎えてくださって、ありがとうございます。 ファン登録、かんたん感想、とても嬉しいです。
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 気付いた時には『私』は森に居た。生活圏内にこんな森はない、というのはわかるのに、自分の名前もさっきまで何をしていたかも思い出せずパニックになりかけたところに現れたのは、白銀の髪と赤い目をした、人間であるはずなのに『ウサギ』だ、という意識を抱かせる謎の青年。『時計の狂った白ウサギ』――『白兎(ハクト)』と名乗った彼は、『私』を『お客様(アリス)』と呼び、ここは『不思議の国(ワンダーランド)』であり、世界を踏み外した者が訪れるこの場所に『私』は体を置いて訪れてしまったため近いうちに死ぬだろうと告げる。  死にたくなければ『アリス』としてこの世界を巡り、元の世界へ戻る手順を踏めばいいと言われ、『私』は半信半疑ながらその言葉通りにすることを決める。  白兎に導かれ、『帽子屋』『トゥイ―ドル兄弟』『芋虫』のいずれかに会うための三叉路を示されれ、進んだ先で『帽子屋』と出会う。世界について詳しく教えてくれる帽子屋。帽子屋に示された道を行くと、今度はトゥイ―ドル兄弟に出会う。トゥイ―ドル兄弟はこの世界の歪さを語り、消える。今度は白兎が現れ、城に連れて行かれ、赤の女王と会う。この世界のおかしさを実感する『私』。  再び帽子屋の元を訪れ、『不思議の国のアリス』との食い違いについて訊ねると、「もはやこの世界はどうしようもなく狂っている」「かろうじて残る『設定』を繋ぎ合わせて帰るといい」「チェシャ猫が鍵だ」と言われる。  白兎を探して彷徨う『私』の元にチェシャ猫が現れる。敵対心をむき出しにしていた彼だったが、三叉路を選ぶときに拾った懐中時計を見て動揺する。懐中時計を奪い取られそうになったとき、『私』は初代の『アリス』の記憶を見る。  初代『アリス』がこの世界を愛していたこと、皆に幸せになってほしいと願っていたことを伝える『私』。チェシャ猫は敵対心をおさめる。しかしそこに白兎が現れ、それではこの世界が壊れてしまう、だから『私』には『アリス』としてこの世界を維持してもらわなければ、と言う。 自分勝手な理論だと思う『私』。けれど事情がわかってしまった故に怒りにまで昇華できない。『お客様』であり『主役』である『アリス』の性質を利用して、世界を作り替えることにする『私』。  『不思議の国』と現実世界を行き来することで『不思議の国』を維持するようになるのだった。
シシトル

総文字数/2,195

ファンタジー2ページ

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仕事で多忙な二十代のOL紗奈。彼女は十代のとき、異世界に召還されたことがあった。異世界の危機を無事救い、日本に還ってきた……わけではない。 紗奈は異世界に召還されたわずか数日後、その世界を『出入禁止』になってしまったのだ。紗奈はその異世界で口にしてはならないことを口走ってしまったからだ。 「どうしてこの世界の人たちは日本語をしゃべってるんですか? 昔のヨーロッパみたいな国なのに……」 紗奈は、二度とこの異世界に足を踏み入れないという誓約書を日本語で書かされ、現代日本に追い返された。 まだ十代だったときのことを回想しながら、二十代の紗奈は思う。 (あの一言さえ口にしていなければ、今頃私は異世界でファンタジーな日々を送っていたのかも) 瞬間、紗奈はまばゆい光に包まれ、再び異世界へ。 (ここは、私が前に召還された異世界と同じ見ためをしている。あの世界と同じ世界なのだとしたら、なぜ? 私は出禁だよね) 紗奈の目に日本語で書かれたポスターがうつる。 『この顔にピンときたらご連絡を! 世界をゆるがそうと企む危険人物です』 ポスターは紗奈の似顔絵入り。紗奈が再び異世界入りをしたときの用心のためなのか、指名手配犯あつかいのポスターが貼られている。 あせる紗奈だが、ポスターに描かれた似顔絵は十代のころの紗奈。現在の紗奈は髪型やメイクの関係でかなり違う雰囲気。 私だと気づかれないかもと思ったのも束の間、すぐに一人の青年から「ここらで見かけない顔ですね」と声をかけられた。なかなかの美形だが今はときめいている場合ではない。みがまえる紗奈。 実は青年も現代日本から召還されていた。紗奈もこの青年アキラも、この世界の召還師がミスで召還してしまったらしく、城にいる召還師を訪ねれば元の世界に戻してくれるらしい。 二人で城をめざし旅するうちに、紗奈はアキラに惹かれていく。片想いと思っていたら、アキラは紗奈に「元の世界に戻っても、また会いたい。君と別れたくない」と告げる。 紗奈は、アキラと出会えたことに関しては、この世界に感謝した。 城についた二人はなぜこの世界は日本語を話しているのか知る。ここは日本製のゲームの世界だった。その事実を知るのは、この世界ではごくわずかの者のみ。 紗奈とアキラは人々にこの件を口外しないことを条件に元の世界に戻してもらう。 無事現代日本へ戻る紗奈。アキラと再会し、結ばれる。
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エリーには前世別の世界で姫だった記憶がある。平民出の魔法使いとの身分違いの恋に身を焦がし、来世で結ばれようと誓い合った記憶。他国からの侵略によって死するその時に、魔法使いが魂に刻んだ魔法によって記憶が保持されたのだった。 しかし周囲に魔法使いの生まれ変わりらしき人物が見つからないまま16年。幼馴染との縁談が上がってきてしまう年齢になってしまったところで、突然魔王に攫われる。 おとぎ話の存在レベルで人間界に干渉してこなかった魔王が何故!?と思ったら、魔王ニクスこそ、結ばれようと誓い合った魔法使いの生まれ変わりだった。 この世界の魔王はシステム的な存在であったため、記憶を取り戻すのに時間がかかったのだという。 前世と違ってお互い身分の違いに阻まれる立場でもないしさあ結婚しよう、と求婚してくるニクスに戸惑いながらも了承しようとした途端、エリーは意識を失う。そしてこの世界を作った神に「貴女の運命の人は幼馴染の勇者であり、魔王と結ばれると大きな運命がねじ曲がり世界が壊れるのでやめてくれ」と告げられる。 目を覚まし、それをニクスに伝えるも、ニクスは「君さえいれば世界なんて壊れてもいいし、君と僕が生きる世界くらい作れるから結婚しよう」と頓着しない。 16年生きた世界なので、死んでほしくない人もいるし世界が壊れたら自責でおかしくなると思う、とニクスを宥めすかし、何とか世界に影響のない形で結ばれる方法を探すことに。 しかし幼馴染が勇者として自分を取り返しに来ようとしていることを知り、事情を説明しに行きたいと告げるも、「あちらに戻ってしまうつもりかもしれない」と城から出してもらえない。前世もそのケがあったものの、16年の空白によりヤンデレと執着が加速していて監禁されてしまう。 眠るごとに「世界のために魔王と結ばれないでくれ」とさめざめと泣きながら幼馴染の勇者の近況を見せてくる神、記憶を取り戻す以前の魔王に心酔していたためにエリーを亡き者にしようとする魔王の側近に悩まされつつ、隙あらば「二人だけの箱庭で暮らそう、やっぱり世界なんてどうでもいいよね」と極端に走るニクスをなんとか操縦し、ニクスが世界のシステムを変える=新たな神になることで結ばれる道を見出す。 全ての障害を取り払い、ついに結ばれようというときに、魔王城に勇者が乗り込んできたとの報が入り、少しばかりそれは先延ばしになるのだった。
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 二十五歳の水口真由利は多忙な稚園教諭。仕事に疲れ、恋人にふられ、絶賛落ち込み中。  気晴らしに小さなショップでブレスレットを買った途端、失神して異世界に引きずり込まれてしまう。  やがて目覚めると、そこには十八世紀風の格好をした美形騎士たちと黒豹に似た獣がいた。  「聖乙女様がお目覚めだ!」  歓呼の声で迎えられたが、真由利は状況を理解できない。パニックに陥っていると、国難を救ってもらうため召還したと説明される。  彼らは善の魔法を操る王国ガイゼーンを守護する封魔騎士団の騎士で、その願いがこめられたブレスレットを選んだのが真由利だった。敵対する負の勢力から強力な呪いをかけられ、衰えていく王太子リュシアンを、聖乙女の力で救ってほしいというのだ。  知・武・徳それぞれに関係する魔力を持つ、個性豊かな騎士たちと、彼らを導く黒豹のような姿の魔導師ダ・ヴァロワ。全員が歓迎してくれる中、敵国の血を引きながら、騎士団長である愛の騎士アルトゥールだけは気難しく、そっけない。  というのも真由利に聖乙女の自覚はなく、魔法も使えなかったからだ。保育士の経験から王太子には懐かれるが、彼の危機を救うには至らない。  それでもアルトゥール以外の者たちは真由利を気遣い、優しく接してくれる。だが真由利自身は、苦手な彼のことがなぜか気になってしまうのだった。  やがてダ・ヴァロワが、古文書から状況を打開する策を見つけ出す。 「強い魔力を持つ聖乙女は騎士と通じることで、その力を発動する」  結局、四人のうち選ばれたのはアルトゥールだった。  王太子を救うため、しかたなく距離を縮める二人。次第に親しくなり、真由利は純粋で男らしいアルトゥールに本気で惹かれ始めるが、自分では気づいていない。 (これはすべて王太子様を救うためよ)  二人の行為も徐々に濃密になり、ついにアルトゥールに抱かれるはずの夜、真由利は知の騎士リュミエールに拉致されてしまう。嫉妬心から負の勢力に荷担し、アルトゥールを襲撃したのだ。  結果、真由利はアルトゥールへの愛をやっと自覚する。しかも純潔を奪われれば、王太子を救うこともかなわない。  抵抗むなしく組み敷かれた時、アルトゥールが駆けつけてくる。 「俺は何があろうと王太子殿下をお救いする。そして最愛の女性も必ず守る」  真由利はアルトゥールに救われ、二人は身も心も結ばれる。
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主人公ルルゥの住む国では多くの魔術師が存在し、人々の多くが魔術による何らかの恩恵を受けている。(外観は昔のヨーロッパのような世界) ルルゥは義理の兄に溺愛されてた。ルルゥは長年(平凡な自分が、なぜ美形な義兄に大切にあつかわれているのか)と疑問に思っていたが――。 ある日、その理由が判明する。 義兄であるレオンスには、ルルゥが可愛らしいうさぎにみえてしまう魔法がかけられているのだった。 どうして義兄にそんな魔法がかけられてしまったのかは、まだルルゥには謎だが、とにかくレオンスは、ある高名な魔術師によって『義理の妹ルルゥの姿が人ではなくうさぎにみえる』魔法がかかっている状態。 しかも、ルルゥの両親は義理の息子であるレオンスと自分の娘であるルルゥを結婚させて、家業(ルルゥの父親は調香師)を継がせようと考えている。 (私のことがうさぎさんにみえている人と婚約なんて……無理) レオンスのことは昔から大すきだったルルゥ。それでも、婚約は周囲からのすすめであって、レオンス自身の目には、ルルゥは女の子どころか人と認識されていない。 現状を打破するため、ルルゥは義兄に魔法をかけた魔術師を探しだし、その魔法を解いてもらおうと旅に出ようと決意した。 旅初日。一人で道を歩いているとさっそくトラブルに巻き込まれるルルゥ。 自分だけでなんとか解決しようとやっきになるも、ますますピンチに追い込まれたとき、さっそうと義兄が現れ、ルルゥを助ける。 感謝するも、いつまでたっても義兄だよりではだめだと反省するルルゥ。 しかし義妹を心配するレオンスはルルゥの旅に同行することに。 二人で旅するうちに義兄にますます惹かれてしまうルルゥ。 魔術師の居場所をルルゥはみつけるが――彼は魔力を使いきり、引退していた。 これからも自分は義兄の目にはうさぎとしか映らないことに落ちこむルルゥ。 だが、レオンスは調香師であって魔術師ではないものの、いくつかの魔術が使えた。 彼は自分にかけられた魔法を自身で解くことが可能だった。 なのに魔法をとかなかったのは、そうしないと『義妹を異性として意識してしまう』ためだった。 彼は「お前にとって俺は義兄以上の存在ではないと思ったから」と告げる。 ルルゥは「うさぎの姿じゃなくて私自身をみてほしい。一人の女の子として」と答えた。 おたがいの気持ちを伝え、結ばれる二人。
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