「第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞」エントリー作品一覧・人気順

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「第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞」

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【プロット】変わり者の将軍は男装姫を娶る

総文字数/2,003

ファンタジー2ページ

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白蓮国の大将軍である蔡李翔は戦功をたてた褒美として、公主を娶ることになる。しかし、その公主というのが、冷宮送りにされた元皇貴妃の廃妃呉氏の娘で彩慶公主だった。他の公主は平民出身の李翔の元へ嫁ぐことを嫌がったからだ。騙された気持ちになりながらも、彩慶公主の降嫁を渋々了承する李翔だった。 ついに彩慶公主が李翔の元に花嫁としてやってくる日がきた。赤に金糸で刺繍された花嫁衣裳に身を包み、ベールを被った公主の顔は分からない。しかし、ベールをとった公主の顔を見て李翔は驚く。自分の副将である黄彩にそっくりだったからだ。 驚愕しながらもいざ床入りという段階になって、突然暗殺者が襲ってくる。李翔は忍ばせていた短刀で暗殺者と対峙するも逃げられそうになる。しかし、暗殺者は逃げる寸前、矢で射られた。矢を放ったのは彩慶公主だった。さらに公主の元に鷹が舞い降りるのを見て李翔は確信する。公主は黄彩と同一人物だと。鷹は黄彩が飼いならした白耀という鷹だったからだ。彩慶もそれを認めた。 なぜ男装をしてまで従軍していたかを語る彩慶。 彩慶の母は冤罪で廃妃にされたという。陥れたのは呉氏を憎んでいた朱徳妃とその兄朱石燕。石燕にとって呉氏の実家である呉家は政敵だった。 母を陥れた石燕と朱徳妃を許せない彩慶は極秘に彼らの罪を暴くことにした。 しかし、公主という身分は彩慶にとって邪魔だ。返上して動くつもりだったが、父帝は認めなかった。仕方なく身分を隠して男装し従軍したのだ。武を磨くためと情報を集めるには軍に身を置くことは最適だったからだ。 李翔はふと友である白蓮皇国の若き丞相高瑠信が石燕は敵国である紫桜国と通じている疑いがあることを聞いていた。 これも何かの縁と彩慶に協力をすることにしたのだった。 石燕は彩慶が公主として戻ってきたうえ、李翔に嫁いだことを聞き、執拗に狙ってくる。だが、なかなか尻尾を出さない。 丞相である瑠信とも力を合わせて、ついに石燕が敵国と通じている証拠を見つけ出す。 皇帝の御前で石燕を断罪し、失脚させることに成功した。それに伴い、朱徳妃も後宮から追放される。 呉氏は皇貴妃に復位し、後男子を生み皇后となる。 彩慶は李翔と真の夫婦として結ばれた。
【プロット】日の光に風は舞う
霧内杳/著

総文字数/2,371

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世界には国龍と、それに仕える土地神で下龍の蛟がいる。国龍は王の血族にその身を預け、国を治める。国龍を継承するものは二十歳までに番と契りを結ばなければ、その権利を剥奪される。 愛鈴は早くに両親を亡くし、森の奥でひとり機を織って暮らしていた。ほとんどの人間が黒髪のこの地で愛鈴の金髪は珍しく、目立つのが嫌なのもある。その日、愛鈴は結婚の約束をしている蛟の蒼蛟を訪れた帰り、行き倒れていた男、威龍を拾う。威龍は気づくなり、愛鈴に求婚してきた。「極限状態で出会う、日の光のような女」が番だと威龍は託宣を受けたらしい。確かに自分は金髪だが、ただそれだけ。鈍くさい自分は蒼蛟のような人外でなければ、好かれようはずがない。戸惑う愛鈴をよそに、承知してくれるまでは帰れないと威龍は家に居座った。愛鈴は貧しく、困っていたら威龍は目の前に大金を積んで見せた。行き倒れるような男がこんな大金を持っているのは不気味で仕方ないが、気の弱い愛鈴は出て行けと言えない。蒼蛟は龍だというのに威龍にライバル心を燃やしていて、愛鈴には理解できない。あとで威龍は国龍の継承者だと知り納得すると同時に、そんな彼が自分に執着する理由がわからない。いままで二束三文で買い叩かれていた織物は実は上品で、威龍からもっと自信を持てと言われる。その日から背筋を伸ばすように心がけた。ほんの少し視線が上がっただけで、世界が違って見えて気持ちが明るくなった。蒼蛟との結婚に向けて花嫁衣装を作りながら、永遠にできなければいいと願っている自分に気づく。街に買い出しへ行った際、女性と親しげな威龍を見て惨めになった。自分にはあんなに綺麗な黒髪はない。威龍に釣り合うのは金髪の自分ではなく、黒髪の美しい姫だ。威龍への気持ちを断ち切りたくて、愛鈴は蒼蛟へ結婚の前倒しを頼む。婚礼が早まったことを知り、愛鈴は威龍から無理矢理関係を結ぼうとされるが、純血を失って蒼蛟とも威龍とも結婚できなくなっても、威龍の気が済むならいいと思った。けれど威龍はなにもしないまま出ていく。すぐに嵐になり威龍が心配になって探しに行くと、蒼蛟の制御しきれなかった濁流が愛鈴に押し寄せてきた。死を覚悟した愛鈴だったが、威龍と蒼蛟の龍の力によって助けられる。助かった愛鈴は威龍の胸に好きだと飛び込んでいた。蒼蛟は花嫁の父親の気分だと愛鈴を送り出してくれた。愛鈴はこの国初の、金髪の番となった。
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マノンは小国の王子の妃。王子にみそめられ新妻となった彼女は、人々から『まるでおとぎ話の主人公のようだ』と思われている。(マノンの住む世界は昔のヨーロッパのような外観の、架空の国)マノンの夫である王子もまた『おとぎ話からでてきたような、王子らしい王子』と思われている。 はたからみれば幸運なマノンだが、彼女は外国語の勉強が非常に不得意。ある日、『妃殿下にはもっと外国語の能力をみがいていただかないと……』と、特別カリキュラムが組まれることに。 この世界は、いわゆる『ゲームの世界』とはちがうのだが、数十年に一度、異なる世界から人間が転移してくることがある(異なる世界……現代日本)。 以前、異なる世界から転移してきた人間によって、スマホやノートパソコンといったものが持ち込まれ、複製品も普及していた。 その中には『外国語習得が苦手な者にも、魅力的なストーリーとキャラクターで楽しみながら学習を進めることができる、語学レッスンゲーム』も含まれていた。 マノンは、美麗画像とフルボイスの語学レッスンゲームで外国語の勉強をすることになった。 この世界には、複製されたコンピューターゲームがすでに十年以上前から存在しているとはいえ、マノンの実家は没落していて色々大変だったこともあり、彼女は今までコンピューターゲームの類をやったことがない。 学習意欲に燃えるマノンだったが、結果として――彼女はそのゲームの世界観(ファンタジーゲームの定番の、魔王や勇者、剣と魔法の設定)に夢中になる。 これといった目新しさはない、王道の設定も今までゲームにふれてこなかったマノンには刺激が強すぎた。 このゲームにハマったマノンは、人が変わったように、外国語をどんどん覚えていく。 教育係に「今日からは他のプレイヤーとも交流していきましょう」と提案されたマノンはプレイヤーの一人である少年と仲よくなる。時折大人びた雰囲気をみせる少年にマノンはドキリ。自分の心にとまどう。 悩みがあるなら聞くという少年にマノンは「完璧すぎる男性と結婚して、彼をすきなのに不安」と答える。 少年は「僕は完璧な存在なんかじゃないよ」と言う。 ともに冒険していた少年は、素性を隠しゲームに参加していたマノンの夫だった。 マノンと王子は二人で力をあわせ全問題を解き、ゲームをクリア。ゲームを終了した二人は相手を想う気持ちを打ちあけあう。
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彩織は会社をクビになったその日、片思いの男が自分の悪口を言っている場面に遭遇する。全部、暗く冴えない自分が悪いのだと落ち込みつつ電車を待っていたら酔っ払いにぶつかられ、ホームから転落した。運のない人生だったと目を開けたらそこは、近世ヨーロッパ風の知らない世界だった。周りの人間がなにか言っているのかわからない。困っていたら娼館の主に拾われた。言葉も通じず下働きとしても無能な上に、この世界では不吉とされている黒髪黒目で買い手もつかずに厄介者扱いをされていたが、物珍しさから王弟のランツに買われる。強引に彼から初キスを奪われた瞬間、言葉がわかるようになった。王族のみが使える魔力のおかげらしい。なぜか処女かと訊かれ、肯定したら離宮へ連れて帰られた。彩織を絶世の美女に仕立て上げ、兄王に献上するのだという。兄王の圧政で国民は苦しんでおり、彩織に夢中になった隙に政治の実権を握り、国を乗っ取る計画らしい。私にみたいな女にそんなことができるはずがないと言うが、ランツは俺の目に狂いはないと自信満々だ。翌日から言葉や習慣などの手ほどきを受けた。上手くできなかったらどうしようと緊張で失敗ばかりの彩織にランツは怒るどころか、落ち着いてゆっくりやればいいと根気強く教えてくれた。さらにはどんな小さなことでも大袈裟なくらい褒めてくれる。現世でも、異世界に来ても私なんてと卑屈になっていた彩織は次第に、自信を取り戻していく。ランツに褒められると嬉しい、ランツに認められたい。彼にとって自分はただの道具だとわかっていながら、気持ちは募っていく。けれど認めてしまえば苦しくなるので必死に否定した。その日、珍しくランツに外へ連れ出された。花畑で、美しく育ったお前を兄に渡さずにすめばいいのに、と抱きしめられ、胸が苦しい。最後の勇気でランツが好きだと伝えたが、彼の答えは献上に日が決まった、だった。翌日、彩織は兄王へと献上された。兄王は一目で彩織の美しさの虜になりその夜、閨へと招かれる。兄王に組みひしがれながら、初めてはランツがよかったなとぼんやりと考えていた。と、周囲が騒がしくなり、ランツたちが踏み込んできて兄王を拘束する。まどろっこしいやり方は性に合わなかった、それよりも彩織を兄王に奪われると思うと我慢ならなかったと唇を奪われる。革命が成功し、新王になったランツの隣では、王妃になった彩織が幸せそうに笑っていた。
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「まだ会ったこともない人と、いずれ結婚なんて――」 リルには幼いころから婚約者が決められていた。相手は、リルと面識のない男性で、家同士が決めた政略結婚。 しかも、『元々は対立しあっていた家同士が和解のためにお互いの息子と娘を結婚させる』というのは表向きのこと。実は両家とも互いの家を信用していない。 そのため昔からリルの両親は『結婚したら娘は自分の夫の味方をして、我が一族を不利な立場においやるかもしれない』との心配している。なにせ、相手の家の男性たちは、やたらと女性にモテる人物ばかり。 リルの両親はその理由を『あの一族には薬草にくわしい者が多い。ならば、強力な惚れ薬を使っている可能性が高い』と考え警戒している。 そのせいで、リルは幼少時から毎日少しずつ惚れ薬を飲み、耐性をつけ、適齢期の今では惚れ薬の効かない体となった。 惚れ薬には耐性のあるリルだが、昔たった一回会った少年に淡い恋心を抱いていた。 (結婚前にもう一度だけ彼に会いたい)リルが館から飛びだそうとしたとき。彼女の前に一人の美青年があらわれた。 彼はリルから事情を聞くと「君の初恋の相手を探すのを手伝おう」と告げ、二人は町へでかける。 結局リルは初恋の人との再会を果たせなかった。が、自分につきあってくれた青年に感謝し、何かお礼をしたいと言う。 彼は「婚約者の希望をかなえてあげたいと思うのは自然なこと。だから、お礼なんていいよ」と答える。 将来結婚する相手に向かって「好きな人に会いたい」と言ってしまったことを反省するリルだが、青年――アランは怒ってはいないようだった。 (家同士が決めた許婚だから、私に好きな人がいてもかまわないってこと?) 真意はわからぬまま、数日後、リルはアランの別荘に招待され――そのままリルは自分の館に戻れない状況になってしまい、アランと二人きりですごすことになってしまう。 惚れ薬が効かない体になる訓練をうけたはずなのに、一緒にいるうちにアランにどんどん惹かれていくリル。 アランとの結婚生活なら上手くいくかもしれないとリルが考えはじめた矢先、彼が『通常の惚れ薬が効かない相手にも効果のある特別な薬』を持っていると知る。 別荘をとびだすリル。彼女を追いかけてきたアランは告げる。 リルの初恋の相手は実はアラン本人だった。彼が惚れ薬を持っている件はリルの誤解だとわかり、二人は結ばれる。
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人間と竜人の二種族が暮らし、竜王の“全てを視る力”によって平和が保たれているラスタバン王国。 竜星騎士団の紅一点であるジヴルには悩みがあった。 普段は凛々しく振る舞っているが、ジヴルは休日になると友人ロンドベルトの協力の元、可愛くお洒落をして街へ出かける。女性であることを忘れないためにしているのだが、その秘密をドラコと名乗る怪しい男(竜人)に知られてしまったのだ。 「俺はそういうギャップに弱いのだ。ジヴル、私の嫁になってくれ」 「断る!!」 以降、事あるごとにジヴルの前に現れるようになった彼にうんざりしつつも、その度に甘やかされることに戸惑いを隠せない。 いつか聞いてしまった同僚ヴァンの『ジヴルは有り得ない。恋人にするなら女性らしい子』の言葉がジヴルの心を縛りつけていた。 ある日、ドラコから竜王祭に一緒に行こうと誘われる。 『俺のためにお洒落に着飾った君が見たい』 しかしひょんなことからジヴルは彼が竜王ドラコニスであることを知ってしまう。 竜王は代々一定期間中に番(つがい)を見つけなければ、力を失ってしまう。現に力は薄れ始めていた。 それを知ったジヴルは『力を取り戻すために自分を利用していた』と勘違いする。 祭り当日、ロンドベルトと出かけたジヴル。 しかし祭りに乗じて事件が起きる。竜に統治されることをよしとしない一派が行動を起こしたのだ。 事件を鎮めるためジヴルも剣を取る。可憐な美女の剣捌きに誰もが圧倒されるなか、この事件を起こしたのがヴァンと知り、ジヴルは彼と対決する。 しかしピンチに追い込まれ、ウィッグが取れて正体を知られてしまう。 『それは女装のつもりか?』『所詮女は男に勝てない』とヴァンに嘲笑われ斬られる寸前、駆け付けたドラコに助けられる。 『彼女は可憐な一輪の花』『大地に深く根を張り咲いているから彼女は強いのだ』と言うドラコの言葉に励まされ、ジヴルはヴァンに勝利する。 事件が収束に向かう中、民衆の前で『女性が率いる騎士団』を結成することをドラコは宣言する。ジヴルのおかげで近年騎士を目指したいという女性が多いらしい。その騎士団をジヴルに率いて欲しい、そして自分と番い傍にいて欲しいと彼は告白する。 龍王の力が薄れる一定期間とは恋をしているあいだのことだった。 『心から君を愛している』 ジヴルは彼の告白を受け入れ、一年後『華竜騎士団』を率いる竜妃が誕生した。
失恋つづきの少女は神様とかくりよを救う!

総文字数/1,823

ファンタジー2ページ

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時代は大正時代。 稲荷神・弧之善に運命をいたずらされた紫月は、どうしても恋が実らない少女。 告白するよりも前に恋が破れてしまう為、想いを告白すらしたことがない。 ある日、通りすがりの祠に恋が実りますようにと願いを掛けると、見知らぬ青年が現れた。 青年は自分を神だといい、紫月にいきなり土下座した。 神・弧之善は、紫月の魂に惹かれてしまい、紫月の恋路を邪魔してきたのだ。 怒り心頭の紫月に、自分を好きになってくれないかと望む弧之善。 男性とお付き合いをしたことがない紫月は、弧之善とお試しで付き合ってみる。 お試しとはいえ自分の崇拝する弧之善が人間ごときと付き合うのを許せない葉子は紫月に嫌がらせをするが、紫月はその嫌がらせのフォローで逆に弧之善の良いところを知る。 一方、紫月に想いを寄せるあまり、市井の願いを聞けなくなった弧之善は、人々から見放されその信仰心を失わせていた。 信仰心がなければ神として存在できない。 折しも文明開化によって、神あやかしが信じられなくなった世の中で、まずは神あやかし全般が存在することを証明しようと働きかける紫月。 その案に、弧之善の上司である夜御祖が頷く。 弧之善の臣下である煌や瑛、葉子の協力を得て、数々の自然災害の時に神やあやかしが『姿を現して』その災害を阻止、そして新年が開けた初詣のその時に、居るだけ全ての神あやかしが参拝に来ていた大勢の人間にその姿を見せて、実在することを知らしめる。 低級のあやかしが人間に姿を見れるようにするために煌や瑛、それに葉子は変化の為の術具を用意した。 紫月の案が成功し、紫月は夜御祖から「神に仕えるもの=神子」として地位を与えられる。 地区の神々にとっても、ただの人間と神である弧之善との婚姻は認められなかったが、御子となった紫月と弧之善との婚姻は了承できるものだった。 前向きに交際を再開する紫月と弧之善。 蕩けるほど好いてくれる弧之善の愛情に照れくさく、恥ずかしい思いをしつつも、漸く自分を愛してくれる存在が現れて、紫月も弧之善を受け入れ始める。 そんな時に、煌から好意を伝えられて、動揺する紫月。 そして、紫月の困惑を見透かしたように、弧之善は紫月から一歩引く。 それが紫月の弧之善への気持ちを自覚するきっかけとなった。 紫月は初めて男性に告白し、そして弧之善に受け入れられる。 煌は温かく見守ってくれた。
最強フェンシング女子の妹が戦国武将になりまして
EGO/著

総文字数/2,764

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天才フェンシング少女の双子の妹・美樹本 椿(みきもと つばき)と違い、特に抜きん出た能力もない兄の美樹本 柊(みきもと しゅう)は、周りから出来のいい妹に比べられ続け、引きこもってオンラインゲームに打ち込む毎日をおくる。 そんなある日、不仲な双子に奇妙な出来事が起こるーーー。 冬、祖父の葬式で新潟に訪れていた美樹本家族。 神社で双子は喧嘩の末、石段から一緒に落ちてしまう。 目を覚ました二人の視界には見慣れない景色が広がり、あてもなく山中を歩いていると着物に身を包んだ自分たちとそっくりの少年と出会う。 虎千代と名乗る少年と話をすると、どうやら自分たちが戦国時代にタイムスリップしたことを悟る。 虎千代に誘われ彼の世話になっている寺へ向かう道中、野盗に襲われ、身を挺して椿を守った虎千代は息絶える。 のちに虎千代があの上杉謙信だと分かり、椿は虎千代に代わって上杉謙信としての人生を歩むことを決める。 寺の和尚の元で日々修行を受ける椿。 武に関しては文句なし、文に関してはてんでだめ…そんな時、暇を持て余す柊がいとも簡単に戦略を立ててしまう。 意外な能力を発揮した柊も「上杉謙信」という天命を背負うことになる。 日に日に椿への気持ちが変わり始める柊。 同時に元の世界に帰ることを恐れていたある日、突然、柊だけが元の世界に戻ってしまう。 元の世界は以前と変わらず、違うのは椿の存在を誰も覚えていないことだけ。 周りから比べられることもなく、両親の愛も自分だけのもの…嬉しいはずが椿のいない虚無感に何かが違うと気付き、再びタイムスリップする。 その後、少女から女性へと成長する椿は武将たちの注目の的となり色恋沙汰が絶えず、柊もまた、忘れられない恋を経験する。 そして武田信玄が歴史を無視して天下統一を目論む未来人であることを知り、双子の宿敵となる。 現代に戻ることもなく、上杉謙信としての人生をまっとうし、戦国の世で命を落とす双子。 気付くとそこは病院のベッドーー日付も石段から落ちた日と変わらず長い夢を見たと思うことにし、柊と椿は変わらない毎日を過ごす。 ただ変わったことと言えば、柊が学校へ行くようになり兄妹仲も修復されていたことだった。 数年後、椿はフェンシングのユース日本に選ばれ、そこで戦国の世で愛した男に瓜二つの男と出会い、柊もまた、結ばれなかった女性と再会する。
戦人を待つ【プロット】

総文字数/2,070

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小国の乱立する島国には、大勢の「傭兵」……戦いを生業とする雇われ者がいた。 実態は暗殺業者、ケンカ屋、本格的な兵士まで様々。 これは、 諍いの絶えない世の中で、 ふりかかる争い事を斬り伏せて進む 傭兵の少女サヤと、 畑を耕していながら 戦いから逃れられない 青年ヤイバの、 剣戟の物語。 腕利きの傭兵として、数多の戦場を渡り歩くサヤ。 仕事が一段落した時だけ、彼女は山あいの、林に囲まれた小さくて温かい家に帰ってくる。 そこには青年ヤイバが、地道に畑を耕しながら生活していて、いつだって彼女を優しく迎え入れてくれた。 「一緒に畑を見ようよ」 と誘うヤイバに、サヤは応えないまま、再び戦に向かう。 帰ればいつだってヤイバに抱きとめてもらえると、そう信じて疑わなかった。 そんなある日、サヤの同業者の少女、ナギがヤイバの家に現れる。 ナギはサヤに頼まれて、サヤの新しい髪留めをもらいにきたのだ。 戦いについてヤイバが問うと、ナギは答える。 「戦いは終わらない。どちらかが力尽きるまで」 ナギは戦場に舞い戻るが、やがて、荒んだ争いに嫌気が差し、再びヤイバのもとを訪れる。 「その鍬を貸して」 ナギはヤイバの畑を共に耕す農民となった。 一方、サヤには次々と依頼が舞い込み、サヤは何を思うことなく、淡々と仕事をこなし続けていた。 次の依頼は、傭兵タカキの暗殺。 依頼者はタカキの姉だった。 タカキは、気に入らないものを片っ端から斬って捨てる、傭兵とは名ばかりのどうしようもない悪人だった。周囲に迷惑だけをかけて、楽しそうに笑うタカキは、サヤに興味を持ち、サヤの大切なもの……ヤイバを殺そうと試みる。 ヤイバもまた、以前は名の通った傭兵だった。 家を襲撃されてなお、ヤイバはタカキに屈しなかった。 駆けつけたサヤは、温かだった家の惨状を目の当たりにし、ようやく自分の過ちに気が付く。 「私はずっと、甘えて、気付かないふりをしていたんだ。 私はヤイバのために、……ここを守るため、戦わなくてはいけなかったのに」 ナギがサヤの盾となり、サヤはタカキを倒す。 最後の仕事を終え、サヤは、今までたくさんの幸福をくれた温もりを求めて、手を伸ばした。 「ただいま」 「おかえり」
明日花咲くカタリーネ

総文字数/109,066

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奨学金をもらってバイトをしながら魔術学院で学ぶ少女カティは、ある仕事を持ちかけられる。 それは休暇の間、あるお金持ちの家の坊ちゃん・マティアスの世話係をするというもの。 そのマティアスはいろんな意味で手が早く、おバカで、同級生を殴って魔術学院を休学中との噂で…… でも、カティは大金に目がくらんでその仕事を引き受けてしまう。 ところが実際のマティアスは穏やかで人懐っこく、子犬のようにカティに懐いてくる。 噂は本当なのか? マティアスが抱える問題は? 無事にお金を受け取るために、カティは何をすればいいのか…? 信じられるものはお金だけ! そんな少女が金と恋を掴むサクセスストーリー⁉︎
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王子様のマイフェアレディ

総文字数/1,267

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18世紀後半 近世西洋王朝が舞台のヒストリカルロマンス プロローグ 公爵主催の舞踏会で主人公は公爵の息子を探していた。 主人公の父親が無実の罪で投獄されてしまったのだ。 父親には娘が二人いたが、美人で評判の姉はすでに婚約者がいる身。 主人公は姉の身代わりになり、公爵の息子の相手になることを決意する。 ■性の手ほどき 主人公の社交会デビューの日、身分を隠したヒーローと運命的な出会いをする。 公爵家の舞踏会。 公爵の息子は当代きっての洒落者で、垢抜けない自分では相手にされないのではないか――。 気後れする主人公だったが、現れたヒーローの完璧ないでたちに目を奪われてしまう。 ヒーローは主人公が貴婦人たちとは違い、純朴なのに興味を持つが、 目的のために利用しようと主人公をレディに仕立て上げる。 衆目を集めた主人公だったが、足を痛め、早々に舞踏会を後にする。 やっぱり自分は駄目だと思ったその時、ヒーローはある提案をする。 ヒーローから「性の手ほどき」を受け、公爵の息子を虜にさせる。 ヒーローは主人公に忠告する。このことは誰にも言ってはいけない、 そして、公爵に誘われても一度では応じないこと、魅惑的な女性になるにはうまくかわすことだ。 そして性の手ほどきが始まった――。 主人公の狙い通り、公爵の息子から舞踏会への招待状が届く。 舞踏会で公爵の息子と踊る主人公だが、腰に回される手に当惑を隠せないでいると、 ヒーローが現れて主人公に踊りを申し込む。 「一度では応じるなと言ったはずだが」ご機嫌ななめなヒーローとの性の手ほどき。 主人公はヒーローがどこの誰か気になり聞きまわるが、どこからも情報が得られない。 それもそのはず、貴族院にも庶民院にもヒーローの名前は記されていない。 一体社交界に出入りするあの貴公子風の男は誰なのか――。
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ヴィクトリア王朝時代と同等の文明文化の世界の架空の国。 主人公のソフィアは絵を描くことが好きな19歳。 家は爵位は持っているものの、王位継承争いの内紛で敵対する公爵家に陥れられ、没落寸前。 大好きな絵を描くのにも、絵具すら満足に買えない日々。 そんな折、馬術会に集まった貴族たちの肖像画を描いてほしいと依頼され、 王族の別邸に招かれるソフィア。 しかし、そこでみすぼらしい身なりや絵具が揃っていないことを嘲笑され、打ちのめされる。 そこで彼女を救ったのは、変わり者と評判の第二王子、アンドリューであった。 救いはしたものの、横柄な態度や不機嫌そうな表情を見せるアンドリューに、委縮するソフィアであったが、次第に心惹かれ合い、お互いに恋心を抱くようになる。 アンドリューはソフィアの瞳が特に好きだという。 ソフィアの瞳は世にも稀なる美しい青い瞳なのだ。 青い絵具は高いから自画像すら描くお金がないんです、と寂しく笑うソフィアに、自分があなたにその瞳に負けないくらい美しい絵具を贈ろうと約束するアンドリュー。 やがて現王が病に倒れ、王位継承権争いが過熱するが、第一王子が何者かによって毒を盛られ、王位を継げる状態ではなくなってしまう。 第二継承権を持つアンドリューにも危険が及ぶかもしれないと考えたソフィアは、この争いの首謀者である公爵に、自分の息子である第三継承権を持つ男との結婚を提案され、アンドリューの無事と引き換えにそれを承諾する。 突然の別れを告げられ、混乱するアンドリュー。しかし、真実を知り、侯爵の企みを砕くべく奔走する。 アンドリューの手によって第一王子暗殺の罪を暴かれた公爵親子は、アンドリューの恩情により処刑は免れ、辺境へと追いやられる。 そして、アンドリューは無事ソフィアを取り戻し、心からの求婚をささげる――。
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人間に迫害され、黒い森に住む魔女モニークは昔からある夢を見る。金色のたてがみを靡かせた獅子がモニークに愛を乞うのだ。ある日、モニークは森の入り口で倒れているイグナシア王国の第一王子レオンを見つける。彼は大魔女グラシオンに操られた第二王子のハロルドに討たれ、森に捨てられていた。グラシオンから呪いを受けたレオンは容姿も変わり深い傷を負っていたが、モニークの看病で徐々に回復する。モニークとの生活で安らぎを得ていたレオンだが、彼を探しに来たアルベールから、民衆がハロルドの悪政に苦しめられ、国が荒れていると聞く。レオンはモニークと共に王位を奪還するために城へ向かう。レオンは騎士、モニークは侍女として王宮に潜り込み、グラシオンがハロルドを操っていることを知る。モニークは久しぶりの人間たちとの交流に戸惑いながらも、薬草などの豊富な知識や料理の腕前などで周囲の人々の信頼を得て、次第に溶け込んでいく。そしてレオンに協力するうちに、彼の優しさや民を思う高潔な心を知り惹かれていく。ハロルドとグラシオンを負い詰めた二人。最期の時、人間への憎悪を口にするグラシオンにモニークは癒しの魔法をかけ、憎しみに捕らわれたグラシオンの心を解放する。呪いが解けたレオンは元の姿に戻る。レオンこそがモニークが長年夢に見ていた運命の相手だった。操られていたとはいえ謀反を起こしたハロルドは裁きにより処刑されるはずだったが、モニークが庇う。傷ついた心を癒されたハロルドは全ては自分の弱い心が引き起こしたことと反省し、レオンの側でイグナシア復興を手伝う。レオンはモニークに求婚。しかし「私はあなたには相応しくない、民も魔女の王妃なんて望んでいない」と言い残し、モニークは森に帰ってしまう。ある日、森にアルベールが訪れ、王宮へ。レオンに手を引かれバルコニーに出ると城の外にモニークの友人達を始めたくさんの人々が集まっていた。「モニークは悪い魔女か?私には相応しくない、この国の王妃と足り得ない人物か?」とレオンが問うと、人々は口々に異を唱え、二人を祝福する。民衆の声に押され、モニークはレオンの愛を受け入れる。数十年後、レオンを見送ったモニークは身分を返上し黒い森に戻っていた。以前と違い、今は人々に囲まれている。民に尽くしたモニークは黒い森の魔女さまと慕われていた。一人ではない幸せを噛みしめるモニークはレオンに感謝の祈りを捧げる。
翔んでアルミナリア

総文字数/77,676

ファンタジー170ページ

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初めましての方も、こんにちはの方も野中萌子です。 久しぶりにファンタジー作品を書いてみました。 高校生が主人公の話も、そういえば久しぶりです。 ワクワクとときめきをお届けできることを願いつつ。
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十八歳になった伯爵令嬢エレナは 王子との婚約を果たすために あこがれの王都へ向かう。 しかし、思わぬ仕打ちに動転し、 婚約は破棄され、 侍女には裏切られ、 伯爵家は断絶、 そして、冥界へ追放されてしまう。 冥界の帝王に見初められるも、 素直に求愛を受け入れられず、 おかしな妖魔にもからかわれ、 子供の世話までしなくてはならなくて、 もう大変……。 あら、いやだ、わたくし、 全部お話してしまいましたわ。 でも、こんなのネタバレでもなんでもなくてよ。 お料理あり、モフモフだって出てきますのよ。 もう何でもありですの。 だって、この物語の主人公は このわたくしなんですもの! ーーー完結御礼ーーー 無事完結いたしました。 本棚登録、感想投票ありがとうございます。
魔女見習いと影の獣

総文字数/309,805

ファンタジー156ページ

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「僕の呪いを解いていただけませんか」 元気な精霊術師見習いオーレリアと 呪いを受けた美麗貴公子エドウィンが紡ぐ 異世界ラブファンタジー
研究オタクな令嬢は、ドラゴン【研究対象】に夢中。

総文字数/111,810

ファンタジー177ページ

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✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 今は亡き発明家だった父の影響で 研究オタクに成長した令嬢イリア。 嫁ぎ先すらまともに見つからない 毎日を送っていたイリアだったが、 そんなある日亡くなった父の別荘から見つかった、 とある一冊の本。 ……それは、架空の生き物とされた 【ドラゴン】について記された書物だった。 ドラゴンに対して不信感を抱きつつも、 日々の日課であるネグルヴァルト【死への入口】と 呼ばれる森で研究をしに 夜な夜な屋敷を抜け出したイリア。 そんな彼女の前に現れたのは…… 本物の【ドラゴン】で?! 好きを貫く研究オタクな令嬢の ドタバタラブファンタジー! ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ▽ ▽ ▽
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