──AIは結婚相手を決められるのか──
恋愛はしたくないけど、いつかは結婚したい。
そんな僕は、勝手に相性の良いパートナーをAIが割り出してくれる高校へと入学した。
女子なんてみんな同じだ。
どんなものでも「可愛い」と言って、虫を見ると「怖い」と言う。
僕は、恋なんて信じていない。
そんなもの、一時的な気の迷いだ。
ずっと、そう思っていた。
でも…
どうして僕は、“彼女”のことが、こんなにも気になるのだろう…。
- あらすじ
『AIは結婚相手を決められるのか』
結婚できない人が増える中で、始められた研究。
その研究所の附属高校に通う佐倉蛍貴は、元々恋愛などするつもりがなく、結婚相手を簡単に決める為、この高校に入学し、実験の被験者となった。
しかし、クラスで異質な存在感を放つ、湖川藍にだんだんと惹かれていってしまい…!?
湖川藍が選ぶのは、AIが決めた相手?それともただのクラスメイト?はたまた従兄のお兄ちゃん!?
目次
- 第1編 プロローグ
- 第1章 AIが決めたパートナー
- 君が気になる
- ゲームの負け方
- 君と話がしたいんだ
- パートナーが発表されました
- パートナーはまさかの…!
- 僕のパートナーは…
- 君との会話法
- 第2章 お兄ちゃんと私
- お兄ちゃん
- お兄ちゃんとの思い出
- 従兄です!
- 助けてください
- 君は一体…
- 第3章 遠足でも相性が問われます
- 遠足は山登り…!?
- ダブルデート…!?
- 少しの寂しさ
- 恋ではない。
- 優しい人だと思われます。
- 第4章 定期テストは前途多難!?
- 契約破棄!?
- 勉強会はスパルタに…!?
- 君のことが分からない
- 買い物係は誰だ!?
- 心地よいディスタンス
- 君と出会った日
- 僕にとって君は…
- 私のこと、どう思っていますか…?
- 君の秘密
- 引っかかること
- 気まずい時間
- 閉じ込められました…
- 第5章 距離が縮まる夏休み
- 奇妙な夢
- ミステリアスな人
- 何か、嫌だ。
- あの日あの場所で
- だから僕は、契約破棄をした。
- 認めたい
- 小説が繋ぐ気持ち
- 真っ向勝負
- 第6章 君が笑うことこそが
- どうして君が…!?
- 陽芽の事情
- 君の涙を拭いたい。
- 好き。
- 再びここへ来た
- 第7章 大波乱の文化祭
- 不思議な関係
- 相性1位は…?
- キスの予感
- ぎこちなさ
- 人気者のパートナー
- 事件
- それでも私は信じたい
- ガールズトーク
- 憂鬱
- 1枚のチラシ
- 怒りと情けなさ
- きっと、上手くいく
- 不意打ち
- 不安
- 究極の選択
- 瞳をとじて
- 瞳をひらいて
- 王子様
- 新しい世界
- 第2編 プロローグ
- 第1章 始まりは突然に
- 予感
- ルールの例外
- 2人の少女
- 黒は突然やって来る。
- 胸騒ぎ
- 揺れ動く感情
- 裏切り
- 本気
- 動揺と信頼
- 気になる人
- つまらない
- 第2章 初デート
- 2回目の出会い
- 劣等生
- 鼓動
- 不器用
- ヒビ
- 聞けないこと
- 深くて長い
- ヒミツ
- 第3章 遠ざかる
- 怪しい空模様
- 贖罪
- 約束の撤回と縮まる距離
- 隠し事
- 絶望
- 敵と味方
- 悲しみと恐怖
- 昔の話
- 黒い世界
- 第4章 キオク
- はじまり
- 初恋