長きに渡り戦争が続く二つの国。

身分社会の王政国家・ペルフェクト王国。
国民の代表たる議員によって成り立つ議会制の国・シュタルクヘルト共和国。

ペルフェクト王国軍の少将・オルキデア・アシャ・ラナンキュラスは、上官の命令で、自軍が破壊した敵国・シュタルクヘルト共和国の軍事施設と軍事医療施設跡にいた。

目的は、この地で捕虜となっていた自軍の兵士を解放する事だった。

けれども、捕虜となっていた自軍の兵士は、既に移送されており、残っていたのは医療施設で治療を受けていたシュタルクヘルト共和国軍の兵士と関係者ーーの死体だった。

そんな中、オルキデアは唯一の生存者を見つける。

菫色の瞳と藤色の髪を持った女性だったが、襲撃時の怪我とショックから記憶を失っていた。

そんな女性に、「アリーシャ」と名付けて、捕虜としたオルキデアだったが、とある事件に巻き込まれたのを機に、アリーシャに興味を持つ。

けれども、アリーシャは敵国の娘、オルキデアの好きには出来ない。
それならせめて、アリーシャを国に帰そうとするが、頑なに帰りたがらず、とうとう部屋に引きこもってしまったのだった。

どうにかしてアリーシャを説得出来ないかと悩んでいたオルキデアの元に、ある日突然、疎遠になっている母親が、縁組の話を持ってやって来たのだった。

「なあ、俺の妻と恋人、どっちがいい?」

縁組を回避する為に、オルキデアが提案したのは、この国でのアリーシャの生活と引き換えの「契約結婚」。

縁組の話と同時期に、ようやく記憶を取り戻したアリーシャには、頑なに国に帰りたくない理由があるようでーー。

一方、シュタルクヘルト共和国では、襲撃の際、その場に居合わせていた、とある女性が行方不明となっていた。

その女性の名前は、アリサ・リリーベル・シュタルクヘルト。

今は廃止されたシュタルクヘルト共和国の王族の血を引く女性であったーー。

縁組回避から始まる契約結婚、そしてーー真実の愛。
これは、「愛」を知る物語。

王道ファンタジー風の恋愛物語。
ロマンスファンタジーが好きな貴方へ。

※表紙はあままつ様のイラストをお借りしています
※他サイトにも掲載しています

あらすじ

「なあ、俺の妻と恋人、どっちがいい?」
契約結婚から始まる真実の「愛」を知る物語。

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