恋愛(ラブコメ)
桃乃らら/著

- 作品番号
- 1789641
- 最終更新
- 2026/08/26
- 総文字数
- 38,551
- ページ数
- 21ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 139
- いいね数
- 0
「お前ら、本当に仲いいよな」
そう言われるたび、私は全力で否定する。
「は!? どこが!?」
私――瀬名美緒には、昔から大嫌いな男がいる。
兄・玲央の親友、朝比奈悠。
幼い頃からずっと一緒。
研究生時代も、同じ夢を追いかけた仲間。
……なのに、こいつは本当に空気が読めない。
「美緒、怒ってる?」
「怒ってない」
「お腹減ってるんでしょ?」
「違う!」
「ほら、好きなガム」
「いらない!!」
そんな悠は、今や誰もが知る国民的アイドル。
一方の私は、地元の小さなアイドルグループで活動中。
音楽番組で共演すれば、女性アイドルに囲まれている悠を見て、なぜかイライラする。
「紹介してよ」
「……別にいいし」
「美緒、なんで怒ってるの?」
「怒ってないってば!」
国民的アイドルになったって、私にとっては昔と何も変わらない。
大嫌いで、ムカついて、顔を見ると喧嘩ばかり。
……そう思っていた。
ある日、兄がかつて所属していた人気グループと音楽番組で共演することになった。
そこで、メンバーの一人から突然言われた。
「お兄ちゃんの件、ごめんな」
「……え?」
「あ……知らなかったんだ。ごめん。今の聞かなかったことにして」
兄・玲央が人気絶頂の中、突然アイドルを辞めた理由。
そして、かつて兄の一番の親友だった悠と、兄が疎遠になった理由。
私は何も知らなかった。
いや――知らされていなかった。
「悠。お兄ちゃんに何があったの?」
「知らない」
「嘘でしょ」
「……俺ら、もう疎遠なんだよ」
そう言った悠の顔は、いつもののんびりしたものとは違っていた。
大嫌いだったはずの兄の親友。
ずっと近くにいたのに、私は何も知らなかった。
そして気づけば――
私は、誰よりも近くにいるはずの彼を、今までとは違う目で見るようになっていた。
大嫌いな兄の友人は、国民的アイドルです。
笑って、喧嘩して、すれ違って。
それでも、いつも一番近くにいた。
これは、国民的アイドルと売れないアイドルの、ちょっと騒がしくて、少し切ない恋の物語。
そう言われるたび、私は全力で否定する。
「は!? どこが!?」
私――瀬名美緒には、昔から大嫌いな男がいる。
兄・玲央の親友、朝比奈悠。
幼い頃からずっと一緒。
研究生時代も、同じ夢を追いかけた仲間。
……なのに、こいつは本当に空気が読めない。
「美緒、怒ってる?」
「怒ってない」
「お腹減ってるんでしょ?」
「違う!」
「ほら、好きなガム」
「いらない!!」
そんな悠は、今や誰もが知る国民的アイドル。
一方の私は、地元の小さなアイドルグループで活動中。
音楽番組で共演すれば、女性アイドルに囲まれている悠を見て、なぜかイライラする。
「紹介してよ」
「……別にいいし」
「美緒、なんで怒ってるの?」
「怒ってないってば!」
国民的アイドルになったって、私にとっては昔と何も変わらない。
大嫌いで、ムカついて、顔を見ると喧嘩ばかり。
……そう思っていた。
ある日、兄がかつて所属していた人気グループと音楽番組で共演することになった。
そこで、メンバーの一人から突然言われた。
「お兄ちゃんの件、ごめんな」
「……え?」
「あ……知らなかったんだ。ごめん。今の聞かなかったことにして」
兄・玲央が人気絶頂の中、突然アイドルを辞めた理由。
そして、かつて兄の一番の親友だった悠と、兄が疎遠になった理由。
私は何も知らなかった。
いや――知らされていなかった。
「悠。お兄ちゃんに何があったの?」
「知らない」
「嘘でしょ」
「……俺ら、もう疎遠なんだよ」
そう言った悠の顔は、いつもののんびりしたものとは違っていた。
大嫌いだったはずの兄の親友。
ずっと近くにいたのに、私は何も知らなかった。
そして気づけば――
私は、誰よりも近くにいるはずの彼を、今までとは違う目で見るようになっていた。
大嫌いな兄の友人は、国民的アイドルです。
笑って、喧嘩して、すれ違って。
それでも、いつも一番近くにいた。
これは、国民的アイドルと売れないアイドルの、ちょっと騒がしくて、少し切ない恋の物語。
- あらすじ
- 兄の親友・朝比奈悠は、今や国民的アイドル。
昔から大嫌いなはずなのに、音楽番組で共演するたび私に絡んでくる彼に、なぜか心が騒ぐ。
そんなある日、兄の元メンバーから「お兄ちゃんの件、ごめんな」と告げられる。
人気絶頂で突然脱退した兄。その理由を、悠は知っている――?
大嫌いだったはずの彼との、秘密から始まる恋。
目次
-
- ep.1 国民的アイドルは、私の大嫌いな人
- ep.2 兄の友人というだけです
- ep3. なんで私の楽屋にいるの?
- ep.4 私たちは、ずっと三人だった
- ep.5 お兄ちゃんと悠は、ずっと一緒だと思っていた
- ep.6 選ばれたのは、お兄ちゃんだった
- ep.7 お兄ちゃんがいない毎日
- ep.8 テレビの中のお兄ちゃん
- ep.9 悠のデビューが決まった
- ep.10 なんで、こんなにモヤモヤするの?
- ep11. 私だって、アイドルなんだから
- ep.12 なんで、そんな顔するの?
- ep.13 お兄ちゃんからの電話
- ep.14 なんで私にだけ、そんなに優しいの?
- ep15 私の知らない、悠の顔
- ep.16 お兄ちゃんは、今どこにいるんだろう
- ep.17「お兄ちゃんの件、ごめんなぁ」
- ep.18 悠は、何かを隠している
- ep.19 知らない名前
- ep.20 私だけが知らない
- ep21 この写真、知ってるよね?
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